14日目:少女漫画 ページ14
10月26日(土)
大地side
「なぁいつも暇な時ってなにしてる?」
『漫画読んだり、アニメ見たりだらだら!』
「へー、なにが好きなの?」
『スポーツの話が好き大地は、なにしてる?』
「うーん、ぼーっとしてるかな。それより、少女漫画とか読まないのか?」
少女漫画に持っていく理由はただ一つ。
俺、恋愛ってよくわからない。
そこで思いついたのが、少女漫画!
自分で買うのは恥ずかしすぎるから、借りれるものなら借りたい。
『読むよ!おすすめのあるけど読みたい?』
おっ!ラッキー!Aから言ってくれた!
「ほんとにいいのか?」
『えっ?ふざけたつもりだったけど、読みたいなら貸すよ!』
「そつだったのか、ありがとう」
『なんなら、そのままうち行こう!』
部活帰りそのまま、Aのうちに寄った。
『これ、おススメです!』
「ありがとう!」
手にとって少し読んでみる。
「あれなのか、女子ってやっぱり、壁ドンとか、あごくいとか、憧れるのか?」
『まあ憧れるんじゃない?私は別に相手の気持ちがわかれば、なんでも嬉しいけど』
「そうか。」
そういって読み進めていく。
漫画の中の彼氏は、ヒーローみたいでよく彼女を守り、彼女のことを考えてる。
そしてなにより、思いを口にすることが多い。
「なあ、A好きだよ。これからも一緒にいような、」
こうやって言われるのって嬉しいのかな?
そう思い、彼氏役のセリフを言ってみる。
Aの反応をチラッと見てみると、顔をそらされたが、どうやら嫌ではないらしい。
真っ赤に染まった耳がそれを物語っていた。
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『いきなりなんなの!』
「その、嬉しかったか?」
『うん、続きまた貸すね!』
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作者名:ゆう | 作成日時:2019年10月13日 23時