過去編7 ページ9
放課後、先輩の所にお見舞いに行った
部屋に入るとおじさんとおばさんも居た
『おじさん、おばさんこんばんは!』
元気に挨拶すると微笑みながら返してくれた
ムサ母「Aちゃん今日も来てくれてありがとね」
ムサ父「迷惑でなければ、これからも息子を支えてやってくれないか?」
『もちろんです!だって先輩は私の憧れですもの!!』
今のなんかちょっと照れくさいかも
自分で言っといて恥ずかしい...
ムサ母「あらあら、じゃあ私たちはそろそろ帰りましょうか。積もる話もあるようだし♪」
そう言って病室から出ていった
なんか最近おばさんがお母さんに似てきたような(汗)
ってそんなことより
『〜〜〜ッムサシ先輩ィィィィ!』
包帯ぐるぐる巻にも関わらず抱きつく私
それを受け止めて頭を撫でてくれる先輩
あー幸せだなぁ
これで付き合えたらもっといいんだけど...なーんて欲張りは良くないね
『先輩がいない大学は寂しいです...』
先輩はまだ喋れないのか紙に「ごめんね」と書き、困った様に笑った
先輩は悪くないですよ。そういって話題を変えた
『あ、そうだ。先輩聞いてくださいよ〜!!今日変な輩に付きまとわれてたんですよ!!』
私の話を聞いた瞬間、先輩の顔が強ばった
紙には「詳しく聞かせて」と書かれていた
『金髪のギザギザした歯が特徴なんですけど。そいつが今日、しつこくて。キッパリ断ってるのに隣りの席に座ってくるんですよ』
『本当嫌になりますよね〜』
毎日続いたらどうしよう不登校になりそう(涙
その後は色々と話して家に帰った
先輩途中からずっと浮かない顔してたな〜
まぁ入院してるのに愚痴聞かされてもって思うよね普通
今度から気をつけよう
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作者名:うさぎ | 作成日時:2019年10月6日 18時