32.お猿登場 ページ34
リャ「初見でここまでやるとは、貴様なかなかやるな」
『そりゃ...どーも』
流石にきついよね
明日筋肉痛になりそう...
体力的に限界なのでギブアップを申し出よう
『よし、今日は終わりで(リャ「これで最後にしてやるっ。中国7000年の技受けてみよッ秘技、龍天翔火陽脚っ」...へ?』
ストップを呼びかけるも既に遅し
『ちょっ待ッ』
どうしようも出来ずに目を瞑る
...が一向に痛みが襲ってこない
不思議に思い目を開けてみると
「ったく、2番集中しすぎだ。周りをよく見ろ。相手は戦意喪失してたぞ」
猿がいた
「キィィッ誰が猿だ!」
『いでっ』
理不尽にも拳骨を食らった
リャ「猿門さん!どうしてここに」
どうやら目の前の看守っぽい人は猿門と言うらしい
そしてリャン達とは顔見知りのようだ
猿「ちょっと此処の刑務所の様子を見に来ただけだ。つかお前見ない顔だな、最近収監されたのか?」
『ええ、まぁそんなところです』
ウパ「ちょっと猿門さん聞いてくださいよ。この人、武術をろくに知りもしないのにリャン仕合いをしていたんですよ?」
猿「はぁ?テメェ何考えてんだ。まさか武術習って脱獄に活かそうとか考えてねぇよな?」
『い、イヤだなソンナコトアルワケナイジャナイデスカ(汗』
猿「オイ、棒読みなのバレバレだかんな。」
ゲッ意外と鋭いぞこの看守...そして強い
猿「まぁいい、お前らは房に戻っていろ。俺は此処の看守長と話してくる」
もしかして脱獄する事チクるんじゃ...!!
『ちょっと待ってお猿!』
猿「んぶっふ...何しやがるテメェ!つか猿言うな」
尻尾見たいなのを引っ張ったらコケちゃった
『あはは...つい、ってそれよりも!ここの看守の人にわたしが脱獄するってチクるんですか?!』
猿「チクるって小学生か!!つか、やっぱり脱獄する気だったんだな!ふざけろ!」
『いや、それには深〜い訳があるんですよ!!』
あーあ、墓穴を掘ってしまった...
言い訳すんなって言って此処の看守共に言うんだろうな〜
あー脱獄するのが面倒くさくなる((
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作者名:うさぎ | 作成日時:2019年10月6日 18時