【ナンバカ】今会いに行きます【ムサシ】 (ページ27)

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２５.先輩の写真集ページ27

一角｢いってぇ！何すんだｺﾞﾙｧｧｧｧ！｣

『あ、ごめんなさ～い。貴方の目の前に《蚊》がいたもんだから(ういんく)』

一角｢うっわ全然可愛くねぇコイツ｣

そんな感じで一角とムサシの出会いを聞いていると

『っはぁ？！先輩の背中にタトゥー彫っただぁ？貴様許すまじ』

なんてやつ...
次は左頬にビンタをお見舞してやった

一角｢だから痛てぇって！それにタトゥーを望んだのはアイツだぜ？｣

『本当に？実際アンタが先輩を言いくるめたんじゃないの？』

ギクッと肩を震わせた一角

これは確定だな

次は右頬にビンタをくらわせた

流石にここまでやるとお店に迷惑がかかるので、お金を支払って店を出る

一角｢なぁ？今ムサシに会いたいか？｣

『当たり前でしょ！じゃなきゃわざわざ探しに来ないっつーの！』

一角｢だよなぁ～｣

一角｢かく言う俺もアイツの居場所は知らねぇんだ。どこかの刑務所に移ったとは聞いたけどな｣

はぁ？

『じゃあ何で私に話しかけてきたの？』

一角｢ムサシが言っていた彼女っつーのと話してみたかったんだ｣

一角｢まぁ全然可愛くなかったけどな！！...ぐふっ｣

まぁそんな事言われたらお腹にパンチせざるを得ないよね～

一角｢ほんと容赦ねぇのな、お前。...詫びと言っちゃなんだがコレやるよ｣

一角が渡してきたのは先輩の写真集だった

写真の中にいる先輩は少し髪が伸びてて、怪我をしたのか片目を包帯で覆っている

...でも、ちゃんと生きてる事を確認するには十分な物だった

一角｢なんだ...ちゃんと可愛い顔も出来んじゃねーか｣

『う、うるさい！///でも、ありがとう』

一角｢おう｣

私と一角の間にいい感じのオーラ的なものが出ている

『じゃ、私は次の刑務所に行くから』

一角｢急だな！！雰囲気ぶち壊しじゃねえか！！｣

『...アンタが何隠してるか知らないけど、先輩の事教えてくれたし感謝してる』

一角｢お前、なんで他に隠してる事があるとわかった？｣

『だって、いまいち辻褄が合ってないところあったし』

大学生ナメんなって言ってやった

一角｢ハハっやっぱお前、面白いぜ｣

『一角が完全に悪い奴だとは思ってない...けど先輩に何かしたら、ただじゃおかないからね』

そう言い残して、この場を後にした