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いきなり過去編 1 ページ3

※ムサシの本名がわからないのでムサシでいきます
※ちなみにこの時の主人公ちゃんの年齢は18歳



1年前、両親の仕事でドイツに引っ越してきた。

当時の私はやる事が決まってなく進学先の大学も家が近いからという理由で受験した



━━━━━━━━━━━━━━━




今日は入学式...!!

こういう学校行事だけは楽しみなんだよね〜





『お母さん、お父さん!先に行ってるから!!学校でね!』

母「道に迷わないようにしなさいよ〜」

父「気を付けて行くんだぞ」






普通は親と一緒に学校へ行くのが一般だが、初めての場所で色々と探検したかった私は一足先に家を出る









『.........ここどこ?』








やっば調子に乗って探検しすぎた(汗)
どうしよう、このままじゃ遅刻だ





?「あの、どうかした?」





声のする方を見ると私が通う大学の制服を着た男の人がいた


うわ、でもドイツ語だ...。
聞き取ることは出来るけどまだ話せない、どうしようか...。



『あ、えっと道に迷ってしまって』



とりあえず英語で話す

...通じるかな?




ム「!!...制服からして俺と同じ大学だよね?なら一緒に行こうか、俺はムサシよろしく!ちなみに2年生」





気を使ってくれたのか、英語で返してくれた





『ありがとうございます!私はA、よろしくお願いします』(ニコ)








大学に着くまでたくさん話した

学部についてだとか、学食についてとか、あと学校行事についても話した!


先輩と喋るのは楽しくて、このまま時間が止まればいいのにと思ってしまうほどだった


無事に大学へ着くと校門にマミーとパピーが心配そうな様子で立っていた





母「A!学校に着いてもいないから心配したのよ!」

『いや探検してたら道に迷ってさ〜、でもね!先輩がここまで連れてきてくれたの!!』





そう言いムサシ先輩にお礼を言う





母「まぁ、うちの子がごめんなさいね〜。迷惑じゃなかったかしら?」

ム「いえ、俺の方もAさんと話せて楽しかったので気にしないで下さい」(ニコッ)







ドキッ







な、なにこの胸の高鳴りは!?



...まぁ気にしても仕方ないし、いっか←





父「良かったら今度家に来なさい、お茶くらい出すぞ」

ム「ありがとうございます!...そろそろ時間ですので行きましょうか」





見ず知らずの私達にここまで優しくしてくれるなんて良い人すぎっ



ムサシ先輩のお陰で無事に入学式を終える事ができた

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作者名:うさぎ | 作成日時:2019年10月6日 18時

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