4 バスケ部の練習 ページ4
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学校が始まり2週間が経った。
男子ばっかりで友達できるか不安だったけど、女子の友達もすぐにできた。(クラスに5人ほどいる)
友達ができたとき、家に急いで帰って練習終わりの深津と河田に友達できたよ、と伝えたらよかったなと一緒に喜んでくれたのを覚えている。
2人とは呼び捨てで呼べるほどトントン拍子で仲良くなった。
「部活なにか入る?」
休み時間に1番気の合う友達、 真奈に聞かれた。
部活か〜。なんも考えてなかったな。
「よかったら放課後、見学行かない?」
「うん、行ってみようかな」
「Aの家族たちのとこも見に行ってみようよ」
真奈は寮のバスケ部のみんなのことを私の家族なんて言ってよくイジってくる。ちなみに、一緒に住んでないから!てか家族じゃない!てゆう私のツッコミまでがセットである。
そんなやり取りを見ていた、ちゃっかり同じクラスの松本が寄ってきた。
「なに、今日部活見にくんの?」
「うん。松本がちゃんと練習してるか、Aと見に行くわ」
「ちゃんとしてるわ!お前らくると調子狂いそう」
「ひどー。嬉しいくせに。ねー?」
「うんうん。私は親の気持ちになって見に行くよ」
「母ちゃんかよ」「家族じゃん」
と、2人に息ぴったりのツッコミを言われて笑った。
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放課後、見学の時間になり真奈とぶらぶらと校舎を歩く。
「正直、帰宅部でいいんだけどさぁ、せっかくの高校生活無駄にしたくないんだよねー」
真奈の言葉にうんうんと頷く。分かる、超分かる。
3年間ダラダラと過ごしても何も残らないんだろうなぁ。
2人でそんなことを話しながらだとほとんどの部活を見終えた。
「てか、女子少ないから部活あんまりなかったね」
「うん、ない。しかも吹奏楽とか美術とかウチ苦手だから無理」
「私も」
「暇だし松本でも見に行くか」
「真奈、松本いじり好きだよね」
そう言って笑いながら体育館まで向かう。
なんだかんだで初めてみんなが練習してるとこ見るかも。
体育館に近づいてくるとみんなのかけ声がすごく聞こえてきた。
扉は開いており少しドキドキしながらゆっくりと中を見てみる。
「……!!」
その練習風景は素人でも分かるように言葉にならないほど凄まじく、私は立ち尽くしてしばらく見ていた。
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なな(プロフ) - 初見です!!!バッシュの話が尊すぎてニヤケ止まらないですありがとうございます、、😭沢北くんあんまりないので供給助かります!!更新楽しみにしてます!!無理せず頑張ってください😭 (3月20日 19時) (レス) id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
きょんす(プロフ) - シルビア★姉貴さん» ありがとうございます♡スラダン好きなんですね😁このお話も楽しめたなら嬉しいです🙏 (2月24日 23時) (レス) id: c020921dff (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - きょんすさん» 🥺🥺分かりました。大丈夫ですよ!!🫡🫡✌️✌️ (2月24日 21時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
きょんす(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメントありがとうございます!そして返事が遅くなりすみませんm(_ _)m 合作の件ですがありがたいのですが今の小説でも更新が不定期になってしまっているので難しいです…誘って下さりとても嬉しいです!またの機会によろしくお願いします。 (2月24日 21時) (レス) id: 29e0142093 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - きょんすさん» 初コメ失礼します。もし良ければ、最初に仙道オチ、次に信長オチで、合作しませんか!? (2月17日 19時) (レス) @page29 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょんす | 作成日時:2023年2月14日 22時