27 やろうよ、バスケ ページ27
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レジでお会計を済ますと、サオリさんが商品を持って出口までお見送りしてくれた。
「今日はありがとうございました。また来ます!」
「いえいえ、とんでもない!私こそ2人に会えて最高の時間だった。陰ながらめちゃくちゃ応援してるね。そして、いつかまた絶対お店に遊びにきてね!…グスンッ …うぅ、2人が尊くてつい涙が…!」
うるうると目に涙を溜めるサオリさんを、沢北君と見てクスッと笑った。
「サオリさん泣かないでください。絶対また来ますから。ね、沢北君」
「…/// (コクン) 必ず2人で来ます!!」
「ま、2人かどうかは分からないけど…」
「え、ちょ、Aさんそこはさぁ!」
「ふふっ。仲良しでよろしい!じゃあ、コレは沢北君に持ってもらおうね」
バッシュが入った紙袋2つを沢北君に渡したサオリさん。
自分のは自分で持ちます、て言ってもダメと断られた。
「デートなんだから彼氏に持ってもらわないとね♡」
「デッ!?だから彼氏じゃないですってば!!」
「沢北君はまんざらでもなさそうだよ、ふふっ。じゃあ、またね!」
「あ、ちょ、行っちゃった…ごめん沢北君、荷物……えっ」
沢北君を見ると、顔が真っ赤…。なぜ照れておる…。
「だ、大丈夫??」
「大丈夫ッス……///」
両手で照れた顔を隠す沢北君。
なんか……………可愛い。
いやいやいやいやいやいやいやいや!!なに考えてんの私!!
「イ、イコウカ!サワキタクン!」
「は、はいっ!(なんでカタコト…)」
行こうか、なんて言ったけどドコにだよ!!
ズンズンと進んでいた私はいつの間にか裏通りに出ていた。
しかも目の前にバスケコートがある。広いし、オシャレ。さすが東京。
「Aさん歩くの早いッスね!あ、バスケしてるー!俺もやりてー!」
キラキラと輝いた目でバスケコートを見てる沢北君。
………好きなんだな、バスケが。
「やろうよ、バスケ」
「え、でもAさんバスケできないって…」
「沢北君ここらへんじゃ有名なんでしょ?ナンバーワンプレーヤーだって」
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なな(プロフ) - 初見です!!!バッシュの話が尊すぎてニヤケ止まらないですありがとうございます、、😭沢北くんあんまりないので供給助かります!!更新楽しみにしてます!!無理せず頑張ってください😭 (3月20日 19時) (レス) id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
きょんす(プロフ) - シルビア★姉貴さん» ありがとうございます♡スラダン好きなんですね😁このお話も楽しめたなら嬉しいです🙏 (2月24日 23時) (レス) id: c020921dff (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - きょんすさん» 🥺🥺分かりました。大丈夫ですよ!!🫡🫡✌️✌️ (2月24日 21時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
きょんす(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメントありがとうございます!そして返事が遅くなりすみませんm(_ _)m 合作の件ですがありがたいのですが今の小説でも更新が不定期になってしまっているので難しいです…誘って下さりとても嬉しいです!またの機会によろしくお願いします。 (2月24日 21時) (レス) id: 29e0142093 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - きょんすさん» 初コメ失礼します。もし良ければ、最初に仙道オチ、次に信長オチで、合作しませんか!? (2月17日 19時) (レス) @page29 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょんす | 作成日時:2023年2月14日 22時