22 一緒にどうですか? ページ22
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東京はバスケ専門のショップがたくさんあってワクワクする。私が夢中になってバッシュを見つめているなか、お母さんは困った顔で聞いてきた。
「ねぇ本当にいいの?オシャレなお店たくさんあるわよ?」
「うん、いいの。東京にしか売ってないバッシュとか見たいしバスケ用品も部活で使えそうなものがあったら参考にしたいから。あ、このバッシュの色違い先輩が履いてるやつだ」
「あら、そう。じゃあお母さん行きたいとこあるから行くわね」
「え、ちょ、娘を置いてくの?」
「かれこれ2時間はここのお店にいるんですが」
ギクッ。確かに朝早くに来たのにもうお昼…。
そういや、お母さんも行きたいところがたくさんあるって言ってたな。
「お母さんのことはいいから、好きに買い物してなさい。満足したらまた連絡ちょうだい」
「うん…ごめんね、2時間も待たせて。お母さんも何かあったらすぐ電話してよ?」
はいはい、と言ってお母さんはルンルンで歩いて行った。
さーてと!私もお目当てのバッシュを探しに違うショップに行ってみようかな。
山王バスケ部はアシックスのバッシュを試合の時にお揃いにして使っている。でも、練習の時は自分の好きなバッシュを履く部員がほとんどだ。(モチベ上げるため)
私も自分だけのバッシュ見つけたいな〜。
そんなことを思っていると、すぐにお店に着いた。専門店に入るのってなんか緊張する。田舎だとショッピングモールの中にスポーツショップしかないから、普通に行けるんだけど。
「A…さん?」
「えっ?」
お店の前でオドオドしていると誰かに名前を呼ばれた。
振り返ると…
「やっぱりAさんだ!」
「え!?沢北くん!?」
お目目キラキラさせて、さらに寄ってくる沢北君。近い…!!
てか、なぜここに!?
「そうッス!まさかAさんとこんなとこで会えるなんて!」
「ほんとにビックリ!でも、よく気づいたね」
「この店入ろうとしたら、Aさんっぽいな〜って人が俺の前にいたんで、つい声かけちゃいました!」
あ、そうだ。緊張してお店に入れずオドオドしてたんだった。
「ちょっと私にはハードルが高いお店で…(^_^;)」
「え?そんなことないですよ、誰でも入れます。なんなら一緒にどうですか?」
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なな(プロフ) - 初見です!!!バッシュの話が尊すぎてニヤケ止まらないですありがとうございます、、😭沢北くんあんまりないので供給助かります!!更新楽しみにしてます!!無理せず頑張ってください😭 (3月20日 19時) (レス) id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
きょんす(プロフ) - シルビア★姉貴さん» ありがとうございます♡スラダン好きなんですね😁このお話も楽しめたなら嬉しいです🙏 (2月24日 23時) (レス) id: c020921dff (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - きょんすさん» 🥺🥺分かりました。大丈夫ですよ!!🫡🫡✌️✌️ (2月24日 21時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
きょんす(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメントありがとうございます!そして返事が遅くなりすみませんm(_ _)m 合作の件ですがありがたいのですが今の小説でも更新が不定期になってしまっているので難しいです…誘って下さりとても嬉しいです!またの機会によろしくお願いします。 (2月24日 21時) (レス) id: 29e0142093 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - きょんすさん» 初コメ失礼します。もし良ければ、最初に仙道オチ、次に信長オチで、合作しませんか!? (2月17日 19時) (レス) @page29 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょんす | 作成日時:2023年2月14日 22時