18 沢北君ってナルシスト? ページ18
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沢北君の部活の話を聞いて、可哀想とか気の毒とか思えなかった。てゆうか、沢北君に失礼だし思っちゃいけない気がした。
「嫉妬されるなんて相当上手なんだねバスケ」
「はい!全中もJrウインターカップも部活としては行けなかったんですけど、選抜には選ばれてたんで自信はあります!去年も俺だけJrオールスターの試合出たんで」
ドヤ顔で言う沢北君。なんだろう、この犬感。褒めて褒めてってすごい見つめてくるやつ。あ、大型犬だ。ないはずの尻尾も見えてきたぞ…
「すごいねぇ、沢北君。早くバスケしてるとこ見てみたい」
「あ、じゃあ今度一緒にバスケします??」
「えっ?」
「え?」
「私、バスケできないよ?」
「マネージャーですもんね!」
「ウン、そうなんだけど…てか、言っちゃなんだけど、私たちまだお互い知らない人同志じゃん?」
「じゃあ、俺の事もっと教えるんでAさんのこと教えてください」
「そういうことじゃなくて!( ^_^ ;)」
「どういうことですか??」
沢北君はポカンと私を見ている。それは計算なのだろうか、それともそもそもの性格なのだろうか。
もしかして口約束のつもりだったのかな?いや、でもあの顔は真剣だった気がする。
「とにかく、私たちは一応(?)初対面だしもう少し仲良くなってから遊ばない?」
「…………なるほど」
納得いってない顔してる。妥当な返事だと思うんだけど…。
「まぁ、確かにAさん秋田に住んでるわけですもんね」
「そうだよ。沢北君は東京でしょ?」
「はい。あ!じゃあ、今度夏休みにテツと山王の高校見学行くんでその後会えませんか?」
「あ、うん、会えるとは思うけど…」
「マジっすか!!バスケ部の練習も見に行くんでその時Aさんのこと見つけますね」
「見つけるって何(笑)すぐ分かるよ〜。女子1人なんだし」
「はは、確かにそうっすね!練習に参加出来たら俺がバスケしてるとこAさんに見せられるんだけどな〜」
「ねぇ、沢北君ってナルシスト?」
「違いますよ(^^)」
「あ、そう」
こうやってなんとなーくの約束を沢北君と交わした。高校見学っていつなんだろう?そんなことを考えていると待機室に荷物を取りに行くことを思い出した。
急いで沢北君と別れようとしたとき、誰かが私の名前を呼んだ。
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なな(プロフ) - 初見です!!!バッシュの話が尊すぎてニヤケ止まらないですありがとうございます、、😭沢北くんあんまりないので供給助かります!!更新楽しみにしてます!!無理せず頑張ってください😭 (3月20日 19時) (レス) id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
きょんす(プロフ) - シルビア★姉貴さん» ありがとうございます♡スラダン好きなんですね😁このお話も楽しめたなら嬉しいです🙏 (2月24日 23時) (レス) id: c020921dff (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - きょんすさん» 🥺🥺分かりました。大丈夫ですよ!!🫡🫡✌️✌️ (2月24日 21時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
きょんす(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメントありがとうございます!そして返事が遅くなりすみませんm(_ _)m 合作の件ですがありがたいのですが今の小説でも更新が不定期になってしまっているので難しいです…誘って下さりとても嬉しいです!またの機会によろしくお願いします。 (2月24日 21時) (レス) id: 29e0142093 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - きょんすさん» 初コメ失礼します。もし良ければ、最初に仙道オチ、次に信長オチで、合作しませんか!? (2月17日 19時) (レス) @page29 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょんす | 作成日時:2023年2月14日 22時