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寂しくなるけどアイツの分まで生きような。とあの時兄は気丈に振る舞っていたが無理していたことにもっと早く気付いてあげれたら良かったと思う。
中学校の時に教師から緊急の呼び出しがかかった。告げられたことは兄が倒れて病院に運ばれたということだった。
病院に着き医師から告げられたことは数年前から病気を患っていたこと改善に向かっていたが今回のことで過度な疲労とストレスが溜まりそれを我慢した結果倒れて搬送されたことを説明してもらった。
初耳だった。今までそんな振り見せたことなかったのに…驚きと困惑で胸がいっぱいだった。
あれから数ヶ月間学校をサボると怒られるので放課後の時間帯に見舞いに行き会話を交わすという毎日だった。今日もいつも通りじゃまた明日、と帰ろうとした時に声をかけられた。
「総士いつも見舞いありがとなそして急に爺ちゃん達のところに行って一緒に暮らそうって言ってから今まで…アイツとお前と共に過ごせた5年間は幸せだったよ。お前は俺達がいなくなっても幸せに暮らせ」
「なにそれ冗談?まるで死ぬみたいじゃん」
「はは、病人に向かってその言葉…」
先ほどまで喋っていた言葉が突然途切れ、いきなり黙ってどうしたのと先ほどまで病室から出ようと向けていた身体を兄の方に向けると体調が悪化し始めていたことに気付いた。
急いでナースコールを押し運ばれたものの医師らは手を尽くしてくれたが結局そのまま亡くなってしまった。
_____その日はすごく綺麗な夕焼け空だった。
・・・
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さわぎり(プロフ) - トオンキゴさん» お誘いありがとうございます!是非お願い致します、ボードにお邪魔させていただきますね🙏 (2022年2月21日 21時) (レス) id: fb02a6a003 (このIDを非表示/違反報告)
トオンキゴ(プロフ) - 突然失礼致します。同企画に参加しているトオンキゴと申します!うちの三人のいずれかとさわぎり様のお子様とで関係を組んで頂きたくコメントさせて頂きました...!ご検討のほどよろしくお願いします! (2022年2月21日 4時) (レス) id: 48fe307681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さわぎり | 作成日時:2022年2月5日 18時