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「はぁ…」
まさか、両親がFBIだったことが知られるなんて思いもしなかった
それに赤井さんの事もだ
知られたことでどうこうという事ではないが、やはり降谷にとってはいい気はしないだろう
風「どうしたんですか工藤さん。さっきからため息ばっかですが…」
「あぁ、風見か。…ちょっと、知られたくなかった過去を知られてね」
風「それは、降谷さんにですか？」
「どうして分かったんだ…」
風「そりゃ分かりますよ。これだけ付き合っていれば」
風「私が言うのもなんですが、あまり気にする事はないと思いますよ。降谷さんは何があっても工藤さんの事を1一番に考えてくれているんですから」
「一番か…風見、ありがと。じゃあ私を元気づけてくれた風見君にはこれを贈呈しましょうー！」
風「チョコレート、ですか？」
「そう！チョコレートって実はビタミンやミネラルも豊富で少量で満腹感を得られるんだ。だからといってそれしか食べないのはダメだけど、疲れた時は甘い物が一番だからね！」
風「ありがとうございます！では、私はこれで失礼します！」
パァァァと明るくなり、立ち去っていく風見。私は本当に最高の部下を持ったな…
部『お疲れ様です！降谷さん！』
降「あぁ」
「…お疲れ」
チラッと降谷と目が合うが、あぁと言うだけで他は何もなかった
まぁ、お互い仕事中だから当たり前か
＊
仕事が終わり、ほっと息をつく
降「あいつとは…仲が良かったのか？」
「ふぇっ！？あぁ、優太ね！どうだろ、普通じゃないかな？」
降谷も片付いたみたいで、いきなり話しかけられびっくりする
降「そうか…普通か。それにしては名前呼びで楽しそうだったな」
「確かにあいつは昔から名前呼びで＿＿ってそんなことはどうでもいいでしょ」
降「そうだな…」
「ねぇ…怒ってる？」
降「何がだ」
「私の親がFBIだったこと、降谷に言ってなかったから」
降「なんで俺がそんなことで怒るんだ？」
「だって降谷、あまりFBIにいい印象持ってないじゃない」
降「それはそうかもしれないが…それとお前の両親とは別だろ？」
と思いがけない返事が返ってくる
「…そうだね」
降「まぁ、奴とそんな前から知りいだったことには驚いたが」
奴とは、赤井さんのことだろう
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作者名：華花。 | 作成日時：2018年6月2日 21時
