〝名脇役″3___降谷零 (ページ8)

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「それにしても優太、あんたは全然変わってないね…」

外見もそうだけどちょっと強引なところとか、無駄に明るそうなところとか…まぁその明るさで私も救われてたんだけど

優「そうか？それは褒められてると捉えていいんだよな？」

「それはどうでしょう？」

優「このやろー！(笑)Aはなんというか…自然に笑えるようになったな！」

「そう？てか私そんな笑ってなかったっけなぁ…」

優「少なくとも最後にあった時よりはな。やっぱAは笑ってる方がいいぜ！」

「そう、かな…」

そんなこと言われると、照れるじゃん

優「あぁ！そうだ、Aは今なんの仕事してるんだ？」

あー、やっぱ来たかその質問。
実際の職業いうわけにいかないし、かと言ってこいつにはただのOLやってますーっていうには無理がある

優「昔はFBIの両親に憧れて自分もFBIになるって言ってたよな！あ、でも途中から日本の警察になりたいって…」

安「お待たせしました、アイスコーヒーです！」

優「あ、ありがとうございます！」

どうしよう

どうしよう

多分、今の聞いてたよね…私の両親がFBIだったって事

もちろん、降谷に親がFBIだと話したことはない
それにFBIのことをよく思っていない降谷に言うつもりは無かったのに…

優「それに、誰だっけ？たまに学校の前で女子に囲まれてた人…お前に截拳道を教えてくれてた、確か名前は赤…」

「わー！！えーっと私は今普通に公務員やってるよ！！それより優太は夢叶えられたの？確か映画監督だったよね！！」

今絶対、赤井さんって言おうとしてたよな。
それだけはこの人の前で言ってはならない、一番の地雷だ

優「あー…なかなか難しいけどな。でもちょっとは手伝わせてもらえるようになったんだ！」

「へぇ～！中々大変なんだね…」

優「まぁな！でも自分の好きでやってる事だから頑張れるんだ！Aはどうだ？充実してるか？」

「充実かぁ…」

それはもちろん、なかなか濃い日常を送っている
この国を守るためと思い、犯罪紛いな事もやってるし

安「随分と、仲がよろしいんですね」

「安室さん…」

優「ははっ！まぁこいつとは腐れ縁ってやつですよ！」

安「羨ましいなぁ…僕もAさんの過去の事も、もっと知りたいんですけどね！」