〝名脇役″3___降谷零 (ページ4)

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「ってことで赤井さん、料理教えてください」

日曜の昼下がり、空き時間が出来たので最近来る頻度が高くなった工藤邸に来ている

赤「またお前は…いきなり来たと思えばなんだ一体…暇か。」

「暇じゃないですけど…だって悔しいじゃないですか？イケメンでスポーツも料理も出来てってもう完璧すぎてずるい！！私だってやれば出来るってところ見せたいじゃないですか！！それに…いつもご馳走になってたりお世話になってたりするからそれのお返しも兼ねてというか…」

赤「分かった、分かったから…」(大変だな、彼も…)

私が必死に頼むと、嫌々ながらも引き受けてくれた。そう言えば出会った頃にも截拳道教えてくれって凄いお願いしたら教えてくれたもんな…
なんだかんだいって降谷も赤井さんも優しい
あ、赤井さんは今結構暇そうだしそれもあるのかな？

赤「何か余計な事考えてないか？」

「何も考えてません！それより早く始めましょう！！何作ります？」

ほんとにエスパーかこの人は、さすがFBIきっての切れ者だと言われているだけある

赤「とりあえず…まずは簡単なクッキーとかはどうだ？それなら皆にも配れるだろう」

クッキーか…なるほど、簡単なら私にも作れそうな気がする
というか赤井さんがクッキーとかなんか可愛い

「じゃあクッキーにしましょう！！」

早速準備にと取り掛かる私と赤井さん

「やばい…新鮮だ…赤井さんが料理してる…」

赤「見てないで手を動かせよ…」

沖矢さんの姿じゃなくて今日は赤井さんのままだからな…中身は同じだけど、やっぱりあの赤井さんが料理してるのが不思議な感じだ

よく考えたら赤井さんも昔からモテてたなぁ…アメリカに行った時も周り囲まれてたし
まぁ当の本人は興味なさそうだったけど
そういうことに疎い私でも分かるくらい2人は女性からの人気がすごい
どうして私の周りにはこんな完璧な人が多いのだろうか