〝名脇役″3___降谷零 (ページ20)

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#120 ページ20

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「ん～！」

一通り書類を片付け、椅子にもたれ思いっきり背伸びをしながら今日の事を思い出す

これからも友達で、って優太は言ってくれた
嬉しいけど、これから会った時とか気まずくならないのかな…なんて事を考える
ってこの歳でそんなこと思うなんて。
高校生じゃないんだから！遅めの青春？いやいや、遅すぎるし始まってもないし！

＊

部1「なぁ、なんか工藤さんおかしくないか？」

部2「あぁ、さっきから百面相してるし…なんかあったのか？」

部1「降谷さんと喧嘩したとか？」

部2「それは無いだろ。数時間前も普通に話してたし…」

部1「あ！降谷さん帰ってきたぞ…」

＊

降「おい、A」

「わぁっ！…なんだ降谷か。いきなり声かけないでよ、びっくりしたぁ…」

降「そうびっくりする程でもないだろ。どうしたんだ？さっきから眉間に皺寄せながら電源消えてるパソコン見つめて」

「ちょっとボーッとしてただけだよ！あぁ、ちゃんと仕事は終わらせてるから！」

降「はぁ…そう言えば、今日の用事ってあの幼馴染と会うことだったんだな」

「ええっ！？なんで知ってんの！？」

面倒臭いから言わなかったのに、なんで知ってるんだ！？
驚きすぎて、ガタッと椅子から立ち上がってしまい、周りにごめんと謝る

「とりあえず、ちょっと来て」