〝名脇役″3___降谷零 (ページ11)

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#111 ページ11

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降「まぁ誰だって言いたくない過去もあるからな。気にすることはない」

「うん、ありがとね降谷…」

またクシャッと頭を撫でられる

そうだ、降谷はこういうやつだった
何も気にする事は無かったんだ
いつだって相手のことを考えてくれる、優しい人だから

降「ただ一つ気になることがあるんだが…」

「それはもしかして、なんで私がFBIじゃなく日本警察になったかってこと？」

降「あぁ。両親も、奴もFBIなら普通FBIに憧れるんじゃないか？あの幼馴染もそう言ってたし…」

「確かにね、最初は本気でFBIになろうと思ってたよ」

降「ならどうしてだ？」

「それは単純な理由だよ。守りたい人達がいるから、ただそれだけ。この国を守るために私は公安になったんだよ」

「それとも、こんな単純な理由じゃダメかな？」

降「そんなわけないだろう！俺もお前と同じ、この国を守るためにここにいるんだから」

「なら良かった。皆、思いは同じってわけか…」

降「ふっ、そうだな。でも、AがFBIじゃなくてこっちを選んでくれて良かったのかもしれない。お前と出会えたからな」

「私も、降谷と出会えてなかったら今ここにいないよ！降谷は最高の…」

最高の、なんだろう
友達、は少し違う。ライバル…戦友…そんな意味もすべて含めて

「最高の仲間だよ！」

降「仲間、か…Aも最高の仲間だよ」

この時の降谷の顔が、少し複雑そうだったのは気のせいだろうか

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遂に、スコッチの名前が判明しましたね！これがまた深い…降谷さんのことを思うと胸が苦しくなる…
いつかこの小説にも登場させたい！！苗字は今のところ緑川固定でいきたいと思ってます！