〝名脇役″3___降谷零 (ページ1)

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「んん～！！やっぱり久々のビールは美味しいね！」

ぷはぁ～っと勢いよくビールを飲む

降「おっさんみたいだな」

「なんだ、レディーに向かって失礼な」

降「誰がレディーだ」

「え、頭大丈夫？私に決まってるじゃん」

こんな感じでしょうもない会話が繰り広げられる
うん、平和だ。
何年も犯罪組織に潜入し、身も心も削られ続けている私にとっては、こういう当たり前のことが幸せなのだ

降「お前…もう酔うなよ？」

「んふふ～それはどうかなぁ」

降「立場わかってるのか全く…」

「そりゃあ他では抑えてるよ？でもたまにめっちゃ飲みたい時ってあるじゃん？」

降「それはそうだが…」

「それに降谷の前でしか酔えないし…ほら、こんな仕事してるからね」

降「またお前はそういう事を易々と…」

何もしてないはずなのにはぁ、と頭を抱える降谷

降「いいか、絶対俺の前以外で酔うなよ？」

「分かってるよ！降谷の前だけにしとくから安心して！」

降「それもどうかと思うけどな…」

「あ、でも降谷が酔ったところ見たことないかも…降谷でも酔うことあるの？」

降「さぁな…大体そこまで飲まないし」

「じゃあ酒飲み対決しよーよ！どっちが先に酔うか！」

降「ばーか、するわけないだろ」

「けちー。まぁいいや、生もう一杯くださーい！」

数分後＿

「ふぁ～ぁ…もう眠くなってきちゃったなぁ…」

ずっと飲み続けていたからかなり酔ってきているA
止めはしたがまだいける、といい何杯も飲んでたら案の定これだ
無理矢理にでもやめさせなかった俺はつくづく甘いと思う

降「おい、ここで寝るなよ？」

「寝る…わけ…ない…」ｽｩｰｽｩ…

言ったそばから寝てるし…

降「どうすんだ、これ…」