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ゆとにぃと牧場2 ページ41

Aside


牧場に連れてきてもらいました!



ゆとにぃがお馬さんの乗り方を教えてくれてるんだ。




「涼にぃたちとも行ったことある?」

裕「うん、あるよ!みんな上手だったな〜」


涼にぃが言ってたけど、Hey! Say! JUMPはとても仲がいいんだって。


自慢のメンバーだって。






「……みんな仲良しだね」


うらやましかった。


私は、今までに1回も自慢できるようなお友達をもったことがない。



ううん、お友達なんていなかったんだ。



みんなのお母さんたちが、私とは仲良くしちゃダメだって言ってるのをちょっと聞いたことがある。









だってそれは、わたしが______…。




裕「Aちゃん??おーい!」



気づくとゆとにぃがわたしの目の前で手をぶんぶんふってた。




「え、なに?」


裕「ぼーっとしてたよ〜。そんなんじゃお馬さんから落ちちゃうよ〜」



そう言って、ニコッと笑った。



この笑顔も、うらやましい。



わたしは1度も、こんな笑顔ができたことがないから。




笑えないから、お友達ができないんだってお母さんたちから言われた。



違うよって、心の中で言った。









お母さんたちが怖いから、



なんて言われるかわかんないから、



楽しいことなんていっこもなかったから、




笑えなかったんだよ、わたし。




口にだして言ったことなんて、1回もない。




ーーー



裕「ふ〜楽しかったね〜♪」


「うん、ありがとう」



さて、わたしのお楽しみが待ってます。




裕「もー、そんなキラキラした顔しないの。


ソフトクリームでしょ?」


「うん!」


裕「もちろん買うから!」



お店の看板にでっかく『おすすめ!』とかかれたソフトクリームの絵。



裕「ほらほら、絵見てたってソフトクリームは出てこないからね」


「はい…」


また恥ずかしいところを見られてしまった…。

裕「何味がいい?」




「うーーん…………あれ」


わたしは抹茶の絵を指さした。




裕「えっ抹茶食べれるの?」

「好き、だよ」



子供が抹茶…!?と言いながらゆとにぃは店員さんのところまでいった。




裕「バニラソフトクリームと抹茶ソフトクリームひとつずつお願いします」


店員「はーい」



そして、店員さんがソフトクリームを2つ渡してくれた。

そしてゆとにぃが抹茶のをわたしに渡す。



「いただきます」


ぺろっ




「おいしい……!」


裕「ん、めっちゃ美味しいね!」

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作者名:イチゴ・チョコレート | 作成日時:2017年1月15日 14時

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