雄也にぃからプレゼント ページ36
雄也side
はい、今日はAちゃんが裕翔の家にいきまーす。
なんだかんだでお泊まり企画は今日が最後。
そして俺は、裕翔ん家に着く前にプレゼントをAちゃんに渡した。
｢昨日1日、ありがとね｣
ちゃーんとラッピングもしてもらったんだから！
A｢え、私に？｣
俺はニコッと笑って、｢今開けてみて！｣と急かした。
そして、箱を開けたAちゃんは目を丸くした。
A｢きれい…！｣
箱の中には、貝殻のモチーフがついた髪飾り。
そう、昨日のあのアクセサリー店で買った！
A｢こんなきれいなの、もらっていいの？｣
｢俺からのプレゼントね！｣
まぁ、昨日海の映画見たってのもあるけど…
Aちゃんが初めて俺にくれたもの、
貝殻だったでしょ？
なんか、おそろいっぽくていーんじゃね？笑
なーんて、ロマンチック(？)に考えた俺だった。
ーーー
｢おーし着いたよ｣
A｢雄也にぃ、ありがとう。
わたしもすごく楽しかった！｣
｢!!!!!!!｣
そう言われた瞬間、俺はハッとした。
｢Aちゃ…｣
？｢あ、2人ともおはよーー！｣
振り向くと、待ちきれなかったのか家から出て玄関先で手をふってる裕翔。
A｢おはよう、ゆとにぃ｣
昨日はありがとうね、と言って裕翔のとこまでかけていったAちゃん。
裕翔とAちゃんが俺に向かって手をふってる。
俺もちょっと呆然としながらも手をふりかえした。
『わたしもすごく楽しかった！』
Aちゃんのその声と、
＿＿＿＿＿＿＿少しだけ笑った顔がまだくっきり頭に残ってる。
｢笑った………よな…｣
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作者名：イチゴ・チョコレート | 作成日時：2017年1月15日 14時
