けとにぃとデート1 ページ11
Aside
けとにぃの家からちょっと歩いて、カフェに来ました！
｢わぁ〜…！｣
中は、すごく可愛いところだった。
テーブルも椅子も、木でできてる。
｢木のにおいがするね、ここ！｣
優しいにおい。
このにおい、わたし大好きなんだ。
圭｢え、すごい！気づいたんだ！
ここ、木にこだわってるカフェなんだよ〜｣
2人で席について、メニューを見てみた。
｢いっぱいある…！｣
カフェって、飲み物しかないって思ってたけど全然違う。
ケーキとかクッキーとか、オムライスとかハンバーグとかもある。
圭｢でしょ？｣
けとにぃはちょっと声を小さくして、
圭｢でもね、ここのおすすめはご飯じゃなくてココアなんだよ｣
って言った。
｢ココア？｣
でも、飲み物のとこにはココアなんて書いてない。
圭｢そ、メニューには書いてないの。
＿＿＿＿ここの、隠れメニュー｣
そう言って、けとにぃは笑った。
｢飲みたい！｣
ココアなんて、最近まったく飲んでないからまた楽しみ。
圭｢じゃあ頼むね｣
けとにぃは店員さんを呼んで、ココアを注文してくれた。
ーーー
店員｢お待たせしました〜｣
店員さんがわたしとけとにぃの前にココアを置いてくれた。
｢おいしそう…！｣
ココアの上にクリームがのってて、そのクリームにもチョコレートソースがかかってる。
ものすごく美味しそう。
圭｢じゃあ｣
圭、A｢いただきます！｣
ごくっ
｢…おいしい……!!!!!!!｣
ものすごく甘くて、とろってしてておいしい。
圭｢ね、おいしいでしょ？｣
｢うん！｣
と、けとにぃはふふっと笑った。
｢？？｣
圭｢ついてる、ここ笑｣
そう言って、わたしの口の端っこをちょんって触った。
｢？？？｣
圭｢クリーム｣
けとにぃは、わたしの口の端っこを触った人差し指を見せた。
｢あ｣
たしかに、白いクリームがついてました。←
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作者名：イチゴ・チョコレート | 作成日時：2017年1月15日 14時
