一匹狼。2 【Shota.W】 (ページ1)

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岩本｢ …………え、するって言ってたじゃん、翔太｣

｢そうじゃなくて、！今…！｣

やば、なんかめっちゃ緊張してる、俺。

だって、あれ………

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かわいすぎたんだもん。

近くで見たわけじゃないけど、

そうじゃなくても、

…めっちゃ可愛いって思った。

あれは、やばい。

想像してたより、かわいすぎて。

すると、

佐久間｢え～いいな～俺も見たい！｣

なんて佐久間は呑気にそう言った。

｢え、ちょ、佐久間は、だめ｣

でもなんでか俺はなんとなく直感でそう思って、

気がつけば口にしてた。

佐久間｢なんでー！！！

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マジで、翔太若林さんのこと好きすぎじゃん！｣

そう、言われたとき。

｢いや、…………………えっ｣

いやそうじゃなくて、ってなんでか言えなかった。

…あれ、俺そうなの？

｢そう、見える？｣

佐久間｢見えるっていうか、え、違うの？

楽しそうにラインしてたし、

差し入れ嬉しそうにしてたじゃん！

今まで女子と全然そんなのしなかった翔太が、って

俺めっちゃ思ったんだけど笑｣

あ、そういえば、たしかに……………。

なんかそういうのめんどくさくて、

告白されたこともあったけど、全部断って。

そうだ、

若林さんよりも前に、

ライン交換しよ、って言われたこともあったけど、

俺……断った。

でも、若林さんにはそんな思いなくて、

交換しよう、って言われたときはめちゃくちゃ嬉し
かった。

じゃあ、

あのときも、あのときも…………

若林さんだけは『嫌だな』って思わなかったのは…

深澤｢翔太ー？固まってどうした？笑｣

｢俺、………俺さ…

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若林さんのこと、……好き、なんだ｣

ずっと前から。

ていうか、たぶん出会ったときから。

…好きだったんだ、今まで。