3. ページ4
.
.
結果、宮舘くんは本当にいい人だった。
始業式前の1限目が、隣同士で自己紹介をしようという時間になったとき。
朱里の熱弁のせいもあって、
どう話しかけようか迷ってると、
宮舘 ｢えっと、若林さんだよね？｣
なんと向こうから話しかけてくれた。
｢あ、うん！よろしくね。
でもよく覚えてたね、名前｣
宮舘 ｢俺、1度会った人の顔と名前は忘れないからね｣
｢そ、そうなんだ？笑｣
噂どおり優しいし、やっぱりちょっと変な人かもしれない。笑
するとふと、宮舘くんは私の後ろの席の渡辺くんを突っついた。
ちなみに彼はずっと寝てる。
宮舘 ｢翔太起きて。自己紹介くらいしとかないと｣
すると彼は、顔も上げずに
渡辺｢………渡辺、翔太｣
寝ぼけた声でそう言った。
｢は、はい…｣
突っ伏したまま自己紹介をされて
ちょっと戸惑ってるのを察したのか、
宮舘くんが私に『ごめん』と謝る。
宮舘 ｢怒ってるとかじゃないんだけどね、
ちょっと…性格に難アリって感じで｣
｢そうなんだ｣
そこで私はハッと思いついて、
机の上に置いてあるペンケースの中から
水色の雲形の付箋と黒のボールペンを取り出した。
『前の席の若林Aです。これからよろしくね』
急いでそう書き込み、後ろの席に貼っつける。
これなら…いいかな。
｢怒らないかな、渡辺くん｣
宮舘 ｢怒らない怒らない。ありがとね｣
｢宮舘くんは渡辺くんと同じクラスだったの？｣
宮舘 ｢同じクラスっていうか…幼稚園から一緒でさ｣
｢幼稚園から!?｣
なっが……。
つまり、幼馴染ってことか。
宮舘 ｢だからお互いのことはよくわかるからさ、
翔太の事でなんかあったら言って｣
｢うん、ありがとう｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2886人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イチゴ・チョコレート(プロフ) - えりさん» ありがとうございます！！年もあけましたし、頑張りますね…！ (2020年1月4日 21時) (
レス) id: 6944e6ce26 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 最高です！！更新楽しみにしています、頑張ってください！！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: 23d3560531 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ・チョコレート(プロフ) - みなみさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2019年11月30日 21時) (レス) id: 6944e6ce26 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます。 (2019年11月30日 18時) (レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ・チョコレート(プロフ) - 小夏さん» わーありがとうございます…！頑張りますね！ (2019年11月29日 21時) (レス) id: 6944e6ce26 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イチゴ・チョコレート | 作成日時：2019年8月17日 0時
