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天気は快晴、洗濯物がよく乾くとてもいい休日。
家事がひと段落して息をつこうとテレビをつけると
『防弾少年団、SUGA熱愛発覚!!』
と、ニュース速報がお知らせしている場面だった。
テレビ画面に映る衝撃的な文字を見て、私は思わずリモコンを落とした。
『お相手は現在売り出し中の新人アイドルの…』
まだ何か大事な情報をテレビが言っている気がするけど、耳に入ってこなかった。
落としたリモコンを拾い、スタスタとある部屋へ向かう。
ピタリと部屋の前で止まって、勢いよく、思い切りドアを開けると
そこに見えるのはいつものどことなく小さな背中。
しかし、その背中は私を気にすることも無く、黙々と目の前の画面に釘付けだ。
この様子じゃあ、私がドアを開けたことにも気がついていない。
「ユンギ。」
何を隠そう
「ユンギ」
この作曲オタクの
「もうっ!!!ミンユンギ!!そのヘッドホンを取りなさいよ!!!!」
そう言いつつ、頭を叩くことでようやくこちらを向いたこの男は、
「…なに。」
先程テレビで放送されていた熱愛発覚の
防弾少年団のSUGAだ。
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作者名:ありんこ | 作成日時:2019年2月10日 1時