悪い男にはご注意を。 (ページ42)

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39話 DHside ページ42

待ち合わせ場所にかけてきた時に目に入ったヌナが、とても綺麗だった。

そんな綺麗なヌナに少し見惚れながら
ヌナ近づけば、ヌナは1人でボソボソとなにか話している。

傍から見るとちょっと変なヌナが可愛くてとても愛おしかった。

面白くてちょっと観察してみると

「あぁ！もう！やめたやめた！ちゃんと話せればそれでいいんだもんね！」

と大声で言い始めるヌナ。

「ちゃんと、考えてくれてたんだ。」

なんてそんな小さなことで喜びを感じる。

よく見たら服も朝と全然違って。

いつもパンツスタイルのヌナには珍しいフワフワしたスカート。

そこから伸びる足はすらっとしていてとても綺麗。

そんなヌナにいち早く近づいて

「そーだよ、ちゃんと話しなきゃね笑」

と少しいたずら気味に声をかければ

「だよね！」
ととても元気よく返ってきた返事。

あまりにもおかしくて大爆笑してしまった。

スルーしてよね笑というヌナを軽くあしらって

さ、いこっか。と手を出せば、どうしたらいいか分からないというように困ったヌナの顔。

そんなヌナの手をほら。とちょっとカッコつけてながら優しくとれば

それだけでヌナの顔は真っ赤だ。

そんなヌナが可愛くて仕方がなくて、俺はグッとヌナの手を強く引っ張って壁際に押し付ける。

俺の言葉一つ一つに反応して、顔をどんどん赤くしていくヌナが可愛くて可愛くて仕方が無い。

どうしてもっと、この顔のヌナに気がつけなかったんだろう。

どうしてもっと早く、素直になれなかったんだろう。

そんな後悔ばかりが自分を襲う。

するとさっきまで顔を真っ赤にしてオーバーヒートしそうだったヌナが、下から不安そうに俺を見上げて

「辛そうな顔…しないで？」

そう言って俺の頬にてを添えた。

あぁ、このヌナは本当に恋愛初心者なんだろうか。

「うん、ごめんね、ヌナ…。」

そう言ってヌナの手の上から手を添えれば、また真っ赤に染まるヌナの顔。

やっぱり赤く頬を染めるヌナは年上に見えないくらいとても可愛くて綺麗で、恋愛初心者なんだなと思わせる。

「いや、ゴメンネなんてそんな…」

と真っ赤な顔で焦るヌナ。

そんなヌナをとてもいとおしく感じて

「愛してる…A」

と耳元でつぶやけば、んっ…と甘い声を出すヌナ。

そんなヌナに、我慢出来なくなって

ヌナの手に重ねていた手をヌナの目元へともっていき

そっと、ヌナの唇に自分の唇を重ねた。