29話 EHside ページ31
「おっはよう！ヒョークチェ！」
その言葉とともにどしっと少し背中に重みを感じる。
「…ヌナ、テンション高くない…？笑こっちはドンへのせいだあんまり眠れなくて…」
「あ、やっぱり笑昨日メッセージ送れって言ってくれたのヒョクチェだったんだ」
あ、メッセージ来たからテンション高いのか。
「あのね、初めてまともにお祝いしてくれたの！あんなに嬉しい記念日初めてだった！！
まぁいろいろあったけど…。そんなのどうでもよくなっちゃった！本当にありがとうヒョクチェ！」
こんなにも嬉しそうなヌナを見るのは、ドンへと付き合った時以来で。
嬉しそうに俺の背中をギューギューしてくるヌナはとっても可愛い。
「あ、いや。確かに絶対送れって言ったけど笑
送ったのはドンへだから。
これをきに、ちゃんと話し合いなよ？笑」
「…うん！ちゃんと話してみるよ！ありがと」
そう言ってヌナは幸せそうに別のメンバーのスタイリングに向かった。
「ねぇヒョク…？」
気がつけばさっきまで向こうのほうにいたドンへがいつの間にかこっちへやってきてて
「あ？なんだよドンへ。」
「…ヌナが可愛い。」
「…知ってる笑」
それだけ話してパッとどんへの顔を見れば、ドンへは愛おしそうな顔でヌナを見ていて
見ているこっちが恥ずかしくなった。
「ったく。はた迷惑な人たちだな…笑」
「え？ヒョク？なんか言った？」
「…なんでもねーよ笑」
「そう？」
そう言ってドンへはまたヌナの方をみてふわりと微笑んだ。
もう、道踏み外すなよ。
馬鹿どんへ。
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作者名：ありんこ | 作成日時：2015年12月11日 17時
