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13話 EHside ページ14

呆然と立ち尽くすAヌナを見届けてヒチョリヒョンと廊下を歩く。

「ヒョンは、さ。ヌナのこと好きなの?」

ずっと気になってたこと。やっと聞けた。

「お前の聞いてる意味でのすき、とかじゃねぇと思う。ただ、大事にしてやりたい、守ってやりたいんだよ。」

そうやって言うヒョンの顔はすごく優しくて

男の俺でも少しドキッとした。

「ドンへ、何してんだろ。ヌナのことあんなに好き好き言ってるのに。」

俺がそう言うとヒョンは立ち止まってしまった。

「ヒョン?どうかしたの?」


俺がそう聞くと少し苛立ったように


「あいつが何考えてるかなんて知らねーよ。でもあいつはあいつなりになんか考えてんだろ。ま、次泣かしたら…いくらあいつでも許さねぇ。」


そう言ってスタスタと先に歩いていってしまった。

「おいおいドンへ、マジでちゃんとしなきゃヒョンに殺されるぞ。」


許さねぇ、そういった時のヒョンの顔は今まで見たことないほど、怖くて背筋が凍りついた。


「そろそろ、ちゃんとあいつに聞かなきゃな。」

今夜しっかり話を聞いてやろう。

そう決心した。

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作者名:ありんこ | 作成日時:2015年12月11日 17時

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