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44話 ページ48

「もう、勝手に覗くなんて酷い!!」

「まぁまぁ、ヌナ、落ち着いて?笑」

走りに走って私の家へと到着。

「落ち着いてられない!恥ずかしいもん…」

そう言って顔を隠せば、その手はドンへくんにどけられて

「俺はヌナが俺のだって見せつけれて嬉しかったけど…」

と顔をのぞきながら言われる。
そして重なる唇。

息が苦しくなるくらい長くて濃厚なキス

「…っはぁ、長い、よ…」

息があがってうまいこと話せない。

そんな私をヒョイっと引き寄せて

「こーんな色っぽいヌナの顔見られちゃったって思うとかなりやけちゃうね」

と耳元で囁いた。

「い、色っぽ!?」

焦る私を見てドンへくんはケラケラと笑う。

「そういう顔見せるのは、これから先俺だけにしてよ?」

笑いさらっとそんなサラッとそんな恥ずかしいことを言うドンへくんに私はまた顔を真っ赤にする。


「み、みせない。ドンへくんとしか、こういうこと…したく、ないもん…。」

そう言ってちらっとドンへくんの顔を見れば困ったような顔をしている。

「ご、ごめん、こういうの重い…?」
不安になってそう聞くと

「ううん…俺こんなんで今日耐えれるのかなぁって…」

「たえ、る?」

「そう、今俺、ヌナのことめちゃくちゃにしたいって思った」

まさかのドンへくんの発言に「えっ!」と驚く。

「でも、今日仲直りしたばっかりだから、ゆっくりそーゆー事していこうって思ってるよ」

優しく微笑むドンへくん。

だけど

「…いいよ、ドンへくんなら。」

「え?」

「いい。ドンへくんならめちゃくちゃにされたって。」

きっとこれはドンへくんなりの誠意の表し方なんだと思う。
でも、だけど。

「私はどんな事されたってドンへくんしか愛せないってこと、わかっちゃったから笑」

私のその一言で、ドンへくんは私をトンっと押し倒す。

「そんな事言わもうほんとにほんとに、この先離してあげられないよ?」

「いい、離して欲しくない…ドンへくん以外考えられない…」

「…ばか、煽らないで」

そう言ってまた重なる唇。

一瞬だけ重なった唇がはなれれば

「A、離れていかないでくれて、ありがとう…」

と今まで見たことがないくらい綺麗に笑うドンへくんに

何も言わずにこりと微笑んで見せれば、そこから始まるのは甘い夜…



たくさんの愛を全身に感じられる、甘い甘い恋人同士の夜。



そんな甘い夜からもう一度始まったこの恋は


今までの苦しい恋とは大違いの


甘い甘い恋になる。

ありがとうございました!→←43話 EHside



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作者名:ありんこ | 作成日時:2015年12月11日 17時

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