story14 ページ14
ポケットからケータイを取り出して名前を見る。
表示されていた名前を見て、思わず笑ってしまった。
"ナヨン"
なんてタイミングだろう。なんでこのタイミングなんだろう。
そんなことを考えつつも、私の指は自然と通話のボタンを押していた。
『あ、Aちゃん！よかった起きてて！』
「うん、ちょっとコンビニ行こうと思って。それより珍しいね？どうしたのこんな時間に」
『え、こんな時間に？気をつけてね？？あ、そうそう、さっきなんだけどね？？』
『なんだか、ソクジン、暗くなかったかなあって』
そう、言われて、心がずきんっと音を立てた。
『なんかいつもよりも伏し目がちでさ？様子が違ったから何かあったのかなぁと思ってね？Aちゃんならソクジンと仲がいいから何か知ってるかなって！』
もう、聞いていられなかった。
だけどひとつ、勘違いして欲しくないことがあるとすれば、私はナヨンもソクジンも大切で大好きなのだ。
けれど、今ばっかりは。
「あんたのせいよ。」
そう、言ってしまいたくなった。
ナヨンは、何も悪くないのに。
そんな些細なことには気がつくのに、どうしてあなたを見つめる熱い視線には気が付かないのよ。
あなたを好きって訴える、あの瞳に。
そう、言ってしまいそうだった。
「ごめん、ナヨン。私は何も知らないや…きっとナヨンの方が私よりも話しやすいと思うから、また話聞いてあげたら？」
『そっか…うん、また明日聞いてみるね！ありがとうAちゃん！』
バイバイ！おやすみなさい！そう言ってプツリと切れた電話とともに、私もその場へと座り込んだ。
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舞子(プロフ) - ありんこさん、返信ありがとうございます。とても嬉しいです。ありんこさんの紡ぐ言葉や世界観が大好きです。楽しみに待っています^^ (2020年7月19日 9時) (
レス) id: 471479b0c1 (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ(プロフ) - 舞子さん» 素敵なコメントありがとうございます。お話全体の構成は考えているので、続きが出来次第また更新していきたいと思っております。時間はかかってしまうと思いますが、もし目に入ったら読んでいただけると嬉しいです！ (2020年7月19日 2時) (レス) id: f2d02bd00f (このIDを非表示/違反報告)
舞子(プロフ) - はじめまして。この作品にとても惹かれました。もしまた可能なら更新お待ちしています。 (2020年7月8日 16時) (レス) id: acc8d9f98e (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ(プロフ) - alexandrite_bbcさん» お返事がかなり遅くなってしまって申し訳ありません！ありがとうございます！たくさん更新できるよう頑張ります！！ (2018年6月6日 9時) (レス) id: 4df2f32fda (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ(プロフ) - chikage321shoicさん» お返事がとても遅くなってしまって申し訳ありません...たくさん更新できるよう頑張りますので、これからもよろしくお願い致します！ (2018年6月6日 9時) (レス) id: 4df2f32fda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありんこ | 作成日時：2017年8月5日 0時
