love20 ページ20
「A、A！」
テヒョンが、私を呼ぶ声がする
声がするほうを向いてみると、テヒョンが女の人と肩を組んで立っていた
「俺、今日からこのこと付き合うよ」
そう言って女の人の肩をさらにグッと寄せたテヒョン
よく見たらそれはこの前クラブに一緒にいたアイドルの女の子だ
「え？テヒョン…？」
私には、もう飽きた？
テヒョン、もう私は
「だから、早く荷物まとめてでてって」
同居人ですらいられないの？
「じゃあね、A」
そう冷たく言われて肩を押されれば
私は冷たくて暗い所に落ちていくような感覚におちいる。
やだ、怖い、助けて
「やだよ！テテ！！」
そう叫んだと同時にスッと目が覚めた。
「今の、夢？」
やけにリアルな感覚で
夢の中でテヒョンに押された肩がやけにズキズキと痛む
いままで、こんな夢見たことなかったのに。
「ほんとに、潮時なのかも」
テヒョンから、離れなくちゃ行けない、早く離れろ。そういう夢の暗示かも。
なんて馬鹿みたいだけど
今の私にはそうとしか感じられなくて
ギュッと布団を握って、決意を決める
もう、この家を出よう。
この家にいたら、きっと私はいつまでもテヒョンを待ってしまう
「そうと決めたら、荷物まとめよう」
思い立ったらすぐ行動←
寝起きなのも忘れてキャリーバックを取り出し服を全て積みこむ。
気が変わらないうちに、早く。
幸い、あまり大きなものを置いていなかった私の荷物はたくさんの服だけで
案外すんなりと荷物をまとめることが出来た
とりあえずサランに泊めてもらおう
家はあとから探して
残ってる大きな荷物はテヒョンがいないうちに取りに来て
「それで……私はテヒョンとバイバイ、するの」
そう決意するように言って玄関を開けようとすると
ガチャりと先にドアが開く
何事かと思ってドアの先を見ると
そこには大荷物の私を不審そうに見つめる、テヒョンがいた。
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ありんこ(プロフ) - alexandrite_bbcさん» お返事がかなり遅くなってしまって申し訳ありません...素敵なお話と言っていただけてとても感激しております...もう完結してはしまいましたがこの作品を好きでいてくださると嬉しいです！ありがとうございました！ (2018年6月5日 19時) (
レス) id: 4df2f32fda (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - もう何度も読み返して何度も泣いてます。とても素敵なお話でした！( ；∀；) (2017年10月31日 19時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ(プロフ) - yu999さん» いいお話と言っていただいてとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年8月5日 17時) (レス) id: 4df2f32fda (このIDを非表示/違反報告)
yu999(プロフ) - いい話！お疲れ様でした((＞＜) (2017年8月5日 2時) (レス) id: c3c4bfcdd7 (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ(プロフ) - しあテテさん» どうされましたか！！！？笑 (2017年7月4日 23時) (レス) id: 4df2f32fda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありんこ | 作成日時：2017年5月3日 1時
