二十一日目の起こし方 ページ23
〈芝健side〉
ｺﾝｺﾝｺﾝ…ｺﾝｺﾝｺﾝ…(ノック音)
朝っぱらからノック音で目覚めるとは奇々怪々。
しかし、ノック音の後すぐ踊り手なら誰もが聞いたことがあるあのメロディーが流れた。
そうか、今日はハロウィーンなのか。
昨日のハロパでの仮装の写真Twitterにあげなきゃね…。
.
.
.
芝:「うわぉ！！びっくりした…何でいるのさww」
目を開けるとそこには悪魔の仮装をした逢恋…ではなくカナタがいた。
カ:「おう、健おはよ。ハロウィーンと言ったら「悪魔」だねぇ？って言われて逢恋に招集された」
招集て…。その為だけにカナタを早起きさせて連れてきたのか。
ドアの向こうでは話し声が聞こえる。
逢恋はテレビをつけながら料理をするのできっともう準備しているのだろう。
芝:「カナタも朝ご飯食べてくよね？」
カ:「ん？あぁ。」
などと会話をしながらベッドから立ち上がる。
(ﾑﾆｭ)
いや！今なんか踏んだ！！
と反対方向へ逃げるも逆の足でまた別のものを踏んでしまった。
逢恋:「痛い！」
芝:「ごめん！！」
逢恋に謝るものの、姿は見えない。
(ｶﾞﾁｬ)
逢恋:「もう、健気をつけてよ〜。踏まれたら痛いに決まってるよぉ」
芝:「ぎゃぁぁぁぁぁぁ！」
そう言って寝室に入ってきた逢恋は、左眼に眼帯、左の薬指に血の滲んだ包帯、右手には血のついた包丁を握った傷だらけの状態だった。
(ちなみに俺が踏んだのは眼球と薬指のフィギュアだった)
芝:「あぁ〜、もう心臓に悪い！クオリティ高すぎるよ…。いっその事特殊メイク作家になったらどう？多分今からでも遅くないよ…」
逢恋:「私は今のままが1番幸せだよ〜」
(ｶﾞﾁｬ)
4人「｢｢｢｢Trick or treat！｣｣｣｣」(ハネルは不在)
逢恋:「Trick and treat！」
芝:「！？！？！？」
―――――――――――――――――――――――――――
芝:「もう、みんな来てるなら起こしてよ！」
逢恋:「えぇ、言っちゃったらつまんないじゃん！」
今俺は、メンバー全員分と逢恋の分のお菓子を買いにコンビニに来ている。
まりんさんはハーゲンダッツで、まさとがプリン……
てか、さ…
芝:「逢恋さん、「Trick and treat」って言ったでしょ！」
逢恋:「ははっ、バレちゃった？笑もうイタズラはしちゃったけどお菓子欲しかったから！笑」
いや、いいけどね？？
今日はみんな俺の家でパーティーする気だな…
てことで、tiaraちゃん、芝生のみんな！
HappyHalloween！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わさび | 作成日時：2020年10月10日 23時
