二十日目の起こし方 ページ22
〈芝健side〉
またもやりおんが鬼企画を持ってきました。
カナタのハンバーガー企画を覚えているかい？あの、タワーみたいなやつ。
あの動画でねぇ、俺言っちゃったんよ。「ピクルスバーガー」がどうのこうのって。
したら、今日実現しちゃったwww
あのねぇ、嬉しいんだけどさぁ…
酸味とバンズのパサパサ感が俺の口の中の水分全部持っていくからかなり過酷…
芝:「いやぁぁぁ、マジでキツイ〜！」
―――――――――――――――――――――――――――
(ｶﾞﾊﾞｯ)
あれ、ここ拠点じゃなくて俺の家？
さっきのは夢だったのか…。
いや、でも俺の口の中には確かにピクルスがあって…。
あるはあるで嬉しいのでちゃんと咀嚼してから犯人探し。
あぁー、いたいた。
逢恋:「もう、健が勢いよく起き上がるから少しこぼしちゃったじゃん…！カーペット替えたばっかなのにー」
芝:「ごめんごめん！」
逢恋は皿にいくつかのピクルスを乗せて箸を構えていた。
逢恋:「健が前にピクルスだけ鬼のように食べたいレベルって言ってたから…それならご期待に添えましょう！ってことでー」
芝:「えーっとねぇwww起きる直前まで見てた夢がそのハンバーガー企画の夢なんよ〜wまったく同じこと考えてたね」
逢恋:「ちなみにこのピクルスは1週間〜2週間ほど前に仕込みをし、ずーっと冷蔵庫のバレないような奥底で寝かせておいたものです。よかったよ、コレやる前に見つからなくって」
やっぱり、ピクルスは手作りなのか…。
確かに某ハンバーガーチェーン店のバーガーの間に入っているピクルスよりも甘めかもしれない。
芝:「うん、美味しいよ。美味しいんだからちゃんとご飯の時に食べさせてくれ…」
逢恋:「そういうだろうと思ってちゃんと朝ご飯に入れといたから！さっ、早く手洗って洗顔して！」
この日俺は朝夕合わせて相当量のピクルスを食べた。血圧も気になるとこではある…w
メンバーにこの話をするとりおんが「あっ、今度僕の持ち込み企画の時何も思い浮かばなかったらそれにしますね笑笑」と言ってきた。
きっと正夢になるに違いない…
――――――――――――――――――――――――――――――
作者です。
私は、高校入学を機に寮生活をしていますが、たまにこのピクルスを作ります。
酢と砂糖は１：１。塩コショウはひとつまみで出来ます。
ちなみにキュウリやパプリカだけでなく、玉ねぎやキャベツも美味しいので是非(いや、何の宣伝でしょう)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わさび | 作成日時：2020年10月10日 23時
