3‐6 atsuto ページ6
嬉しそうにケーキを見つめる彼女を見てたらこっちまで嬉しくなってきた。
フォークからこぼれ落ちるほどのケーキを口へ運ぶ彼女。
子供みたいに頬にクリームをつけて。
「付いてるよ…」
そっと手を伸ばし頬のクリームを拭った。触れた指先に白いクリーム。そのまま口へ運んだ。もう、しばらくはこんな風に一緒に食事を取ることはない。
「ありがとう」
「ん、甘えー」
「美味しいよー」
「子供か？クリームつけて」
ケーキを嬉しそうに頬張る彼女は本当に幸せそうで。俺の気持ちなんてまったく気になってないよな。
なんか、悔しい‥‥。
「荷物は？もう纏まってんの？」
「うん、大体ね」
「そ、俺明日は朝から練習だから」
「うん、見送ってから行くね‥‥そうだ、鍵どうしたらいい？」
返されたくない。いつでも戻ってきてよ‥‥。
「持っててよ、また俺の飯作りに来てもらうから」
「なんか、いいように使われてる気がする」
「あ、ばれた」
ちょっとだけ皮肉を込めて言ってやった。
「もう。本当にいいの？彼女できたりしたらちゃんと言ってね、返すから」
「今のところなーんも予定ないし」
「わからないよ。急にできるかも」
「できねーし！！」
おもわず声が大きくなった。だってさ、俺の気持ちも知らずに彼女だとかなんとか言ってくるから。
「ごめんね、お茶いれるね」
そう言うとすばるさんは、席をたった。
なんでこうなっちゃうんだよ‥‥最後だろ。
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紗和(プロフ) - ちさとさん» えへっ。自分でも書いてて焦れったさを感じる今日この頃ですΣ(゜Д゜)もう少しお待ちください！この下りが終わればさらさら流れますので(*^^*) (2015年5月6日 13時) (
レス) id: eca6dc900f (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 紗和さ〜んっ！焦れったいです(~_~;)二人とも考え過ぎです…。読んでる私がヤキモキしちゃう（笑） (2015年5月5日 14時) (レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗和 | 作成日時：2015年4月17日 19時
