一番 ページ37
貴「私は小僧じゃないです！！せめて小娘にしてくださいよ！！！」
彼に向かって私はバシャバシャと川の水をバシャバシャとかけた。
カ「まあ、そう怒るな、冗談だ。こらこら、あんまり水をかけるな、ベタベタになるだろう。」
貴「私はもう既にベタベタですよ！？誰かさんが水をぶっかけるから！！」
何とも子供じみた会話だ。
カ「そうだな。そういや、そろそろ飯時だな。そこらの魚を捕まえて飯にでもするか。」
貴「食べるんですか？」
カ「……？嗚呼、ここの魚は栄養分も豊富だからな。背が伸びて、今より美人になるぞ。」
貴「食べます！」
カ「なら、捕まえろ。」
カタクリさんも川に足を突っ込んで魚を選んで大きいのを捕りはじめた。
食べたら、背が伸びる…………今より、美人………あれっ……？今より、美人？
それって……今も綺麗だって事…？
カ「どうした、顔が赤いぞ。」
貴「わぁぁぁ！！何でもないですゥゥゥ！！！！」
慌てた勢いで私の体は後ろへ。どうしよう、頭が石にぶつかる！！
カ「おいっ……！！」
貴「っ……！！」
倒れかけた私の身体を彼はその寸前のところで支えてくれた。おかげで彼はビショビショ。
腰に回された手が恥ずかしい。彼にまで心臓の鼓動が聞こえてしまいそうだ。
カ「突然どうした…そんなに慌てる事はないんだぞ…………？」
貴「は、はい……！」
カ「ハハッ…全く、お騒がせな奴だな…。お前も手伝え。」
彼は私を立たせた後、また立ち止まり振り向いてこう言った。
カ「どれだけ身体に傷を負おうがお前は今でも十分すぎるほどに美しい……。」
これは、初めて彼が分かりやすく言った言葉かもしれない。
貴「っ……！！ありがとうございます！！」
純粋に嬉しかった。それ以上は言わないで。それ以上言われたら私は嬉しくて死んでしまう。
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天翔る神獣(プロフ) - 篝月さん» はい！やっとついにここまで来ましたよ！！続編も楽しみにしていてください！ (2018年6月19日 7時) (
レス) id: 124732b347 (このIDを非表示/違反報告)
篝月 - (￣□ヾ)ﾌｧ~両思い！最高です！ (2018年6月18日 1時) (レス) id: 7982b0814b (このIDを非表示/違反報告)
天翔る神獣(プロフ) - ふが猫さん» はい！これからも頑張って書いていきたいと思います！いつもありがとうございます！！ (2018年6月17日 19時) (レス) id: 124732b347 (このIDを非表示/違反報告)
ふが猫 - 天翔る神獣さん» 本当にお久しぶりですね^ ^ 続編、ものすっごく楽しみにしてます！^ ^ (2018年6月17日 14時) (レス) id: 87324cc663 (このIDを非表示/違反報告)
天翔る神獣(プロフ) - ふが猫さん» ふが猫さんお久しぶりです！いやぁ、やっと最新話書けましたよ……何しろ、時間が無くて！！やっと幸せな雰囲気が出せて良かったです！！続編でもまだまだ書きたいやつが有り余っているので続編でも頑張っていきたいと思います！！ (2018年6月17日 12時) (レス) id: 124732b347 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天翔る神獣 | 作成日時：2018年3月11日 7時
