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僕よりもずいぶん背の高い女の人は、やたらと大袈裟な手振りで話し始めた。

『私はStella。人間の姿を借りては居るけど、Papyrus達と同じここの住人さ。よろしく、人間。』

…そうだ、地上では人と話すのが当たり前だったからすっかり忘れていたけど、この世界には人間は居なかった。
改めて見てみると季節にそぐわない夏服を着ているし、さっき何も無い場所から現れたのもモンスターだという証拠だろう。

でも、形だけだとしても自分と同じ種族の人を見つけられて内心ホッとしていた。

「うん、よろしく…Stella」
『よし、じゃあ握手をしよう』

…そして、僕は先程あった事をすっかり忘れ、軽率にも差し出された手を握ってしまった。


その瞬間重いものを持った様な感覚と、ボトリと何かが落ちる音がした。


嫌な予感がして下を見ると…僕が握ったはずのStellaの手が、手首ごと地面に落ちていた。



『あぁ悪い、拾ってくれないか?それ』
「__うわぁぁっ_!」

有り得ない出来事に恐怖を感じ、思わず僕は尻もちをついて後ずさった。

『あっはっは!ひーおもしろ』
「hahaha…お前さんちょっとやりすぎじゃないのか?俺はブーブークッションで済ませたぜ」

そんな僕の様子をよそに、2人は涙が出るほど笑い転げていた。

……この2人、最悪なコンビだ!!

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作者名:ああああ | 作成日時:2021年8月3日 2時

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