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役割〜YH〜 ページ16

「ちょっと何するのよ!!」



Aの怒鳴り声が聞こえたから慌てて声のする方へ行くと、仕事部屋でチャンミンとやりあっている最中だった。



全くこの二人は飽きずによくやるよね。

Aも熱があるっていうのにもう……

犬猿の仲ってこういうことだって身に染みてわかったよ。



YH「二人とも落ち着…………って何これ」



チャンミンの足下に大量に散らばっていたのは破られた紙。

1つを取って見てみると、Aが書いたであろう楽譜だった。



YH「おい……まさか勝手に破いたのか?」

CM「…………」

YH「答えろチャンミン!!!」



これは許してはいけない。

俺達は歌手だ。

曲を作って貰って初めてステージに立てる。

そこを忘れたら終わりだ。



YH「お前はちゃんとわかってると思ってたけど………どうやら過信してたよ」



チャンミンの足下に散らばっている楽譜を一枚一枚拾い集める。

全部繋がるといいけど………



無言で部屋を出て行ったチャンミンだったが、直ぐに戻ってきてデスクにキーボードを乱暴に置いた。



CM「…………こんな曲でも破るなと言いますか」



そう言って楽譜を取り弾き始めた。

その瞬間Aの表情が歪んだ。



チャンミンが弾いたのは何もかもがめちゃくちゃだった。

一方的過ぎる転調にこっちがついていけない。



「もういい………やめてよ………」



Aの言葉で弾くのをやめたチャンミン。

そして立ち上がってAの前に立った。



CM「これが答えですか!?」



掴みかかりそうな勢いのチャンミンを止める。



YH「落ち着け!!これでいいんだ!!」

CM「何がですか!!こんなの作曲でもなんでもない!!ただの八つ当たりだ!!」

YH「それでいいんだよ!!Aには必要なことなんだ!!」

CM「まさかヒョンは気付いてたんですか!?」



今度は俺に掴みかかってこようとしてる。



すまないチャンミン。

ここまでなんだよ、俺達の役割は。



ドアの開く音が部屋に響く。



タイミングばっちりだな。



Aの方を見て安心した。



やっぱりお前だったな。









YH「連れていけ、ドンへ」

俺の仕事〜EH〜→←ストッパー



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sava(プロフ) - 舞桜さん» 舞桜さんお久しぶりです!!また見ていただけたことに感謝しかありません。そして嬉しいお言葉。泣いちゃう(;_;)完結できるよう頑張ります! (10月24日 23時) (レス) id: d340682af9 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - おはようございます一言「この作品好きです」 (10月5日 7時) (レス) @page29 id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
sava(プロフ) - 舞桜さん» え!!ほ、本当だ!!なんで!?教えて頂いてありがとうございます!!直ぐに直します!! (2020年1月15日 22時) (レス) id: d340682af9 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - savaさん!お話が終わりになっているのですが移行でしょうか??汗汗 (2020年1月6日 8時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
sava(プロフ) - 凛mamaさん» お久しぶりです。もう長いことお待たせしているにも関わらず、待っていてくれたこと本当に嬉しく思います。凜mamaさんは初期を知っている方なので、見返すとこっそり直したの気付かれるかもそれませんが、何卒お許しを(笑) (2020年1月5日 3時) (レス) id: d340682af9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sava | 作成日時:2015年4月4日 20時

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