second house 7

これから〜YH〜 ページ43

「…………いいの？」



Aが俺の目を真っ直ぐ見つめる。

この言葉にはきっと沢山の意味が含まれてる。



自分を出してもいいの？

頼ってもいいの？

側にいてもいいの？



YH「いいよ」

「本当に？変わらずいてくれる？私と………家族でいてくれる？」



さっきまでの決意を込めた目はなくなり、また揺らぎはじめた。

思ったよりも根は深い。

ヒチョルヒョン、長期戦を覚悟した方がいいかもしれない



YH「A、ゆっくりいこう。ここで俺達と生活をして、少しずつ自分を取り戻していこう」



そう言うと目の奥の揺らぎが少し収まった。



「………ユノを信じる。チャンミンもね」



え？……まさか！！

リビングのドアを見ると少しだけ開いていた。



YH「チャンミン！！そこにいるのか！！」



俺が怒鳴るとドアから悪気も無さそうに入ってきた。

あれほど言ったのに盗み聞きしてたのか！！



YH「お前っ！！！」

「ユノ怒らないで。そこにいるように言ったのは私なの。チャンミンにも聞く権利はある」

YH「それでもっ！！」



チャンミンは確かにAを守ろうとしてる。

ただ見てて少し危なっかしいんだ。

一歩間違えれば行き過ぎてしまいそうで



「ユノ、心配してることはわかってるから。だからチャンミンにも聞いてもらったの」

CM「弱ってるかと思ったら、テミンと少し話しただけでいつも通りですか」

「お陰さまでね。それもわかってたからテミンを中に入れたんでしょ？」

CM「…………チｯ」



悪態をつくチャンミンを優しい顔で見るA。



あれ？これって………

いやいや待て待て。

まさかね;;;



「もう抵抗するのはやめる。今日から宜しくお願いします」

CM「ふんっ。家賃がわりに料理は作ってくださいよ。僕は食事には煩いですからね」

「はいはい。ずっと私の料理食べたくて仕方なかったんだもんね」

CM「っ！！！そんなこと誰が言った！！」

「キュヒョナ。あとミノ」

CM「あの裏切者共め………」

「なんだ本当なんだ」

CM「！！？？まさか……かまをかけたな！！」

「チャンミンって本当に私のこと好きだね」

CM「誰がだ！！！」

「チャンミンって言ってんじゃん。バカなの？」

CM「な"ぁ"ぁーーーーーー！！」



叫んで部屋に戻っていったチャンミン。



うん、大丈夫だわ。←

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