約束 ページ40
ノックする音に目を向けると、ユノが入口に立っていた。
YH「A、話があるからリビングに来て」
ユノの表情を見て覚悟した。
きっとこうなった経緯を全て話さなければならないし、聞かなければならない。
立ち上がりドアへ向かうと、テミンも一緒に来た。
YH「テミンはここにいて。Aと二人で話したいから」
TM「嫌だ。ヌナの側にいる」
YH「駄目だ。お前がいたら話が進まない」
TM「進まないって何?僕が止めるような話をするの?」
YH「あぁそうだ」
TM「じゃあ尚更離れないよ。もうヌナが傷付けられるのを見逃すのは嫌なんだ」
ユノの私の間に立ち、守ろうとしてくれてる。
それでも表情一つ変えないユノ。
YH「いい加減にしろ。これ以上邪魔するならここから出ていけ」
TM「…………じゃあ約束してください。ヌナを傷付けないって」
YH「そんなの当たり前だ」
ユノが先に部屋を出て行った。
私も続いて出ようとすると、腕を捕まれた。
TM「ヌナ、僕はここにいるから。ここで待ってるから。少しでも嫌な気分になったら戻ってきて」
「大丈夫。ユノは私を傷付けないから」
テミナの頭を優しく撫でて部屋を出る。
本当に優しい子。
私より私が傷付けられることを恐れてる。
でも今はその優しさに浸るわけにはいかない。
私の覚悟を見せなきゃいけないの。
リビングに行くと、ユノがソファーに座って私を待ち構えていた。
隣に座ると、ふぅっと大きく深呼吸をして私を見つめてきた。
YH「A、今から話すことはお互いここだけの話にしよう。だから全部話すと約束してくれるね?」
「………約束する」
YH「よしじゃあ始めようか」
私の全てを話すのはこれが初めてかもしれない。
サラにだって話したことはない。
「全ての始まりは私がアメリカに留学した時からなの」
長い長い私のお話。
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sava(プロフ) - サクラさん» 更新が遅くなり申し訳ありません;;;本日戻って参りましたので気長に楽しんで下さい(^^)というか私に文作力なんてございませんよ(°Д°)!!拙すぎて何度消してやろうかと思ったことか…… (2015年3月11日 18時) (レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - この先すごく気になります!!更新頑張ってください!!作者さんみたいに文作力も私にあれば……羨ましい… (2015年3月2日 16時) (レス) id: ea2b4a8ea6 (このIDを非表示/違反報告)
sava(プロフ) - う〜こさん» そんなそんな(;´д`)更新遅くてすみません;;;なんだかまだまだ終わらなそうな気配ですがお付き合い下さい(--;) (2015年1月20日 18時) (レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)
う〜こ(プロフ) - 更新ありがとうございます~ (2015年1月4日 17時) (レス) id: 9c5246a722 (このIDを非表示/違反報告)
sava(プロフ) - う〜こさん» お待たせ致しました…戻って参りました!更新していないのにも関わらずコメントありがとうございます(T-T)更新頻度は遅くなるとは思いますが終わりに向けて頑張りますので宜しくお願いします♪ (2015年1月4日 14時) (レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sava | 作成日時:2014年9月30日 22時