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崩れる〜TM〜 ページ39

ユノヒョンに教えて貰った部屋に入ると、ベットの上で小さく踞ってるヌナがいた。



まただ。

こうなる前に守ってあげたいのに、いつも僕は肝心なときに側にいられない。



TM「Aヌナ」



話し掛けても反応すらない。

前のときのように隣に行って抱き締めると、ビクッと反応して直ぐに腕を払われた。



「ごめん……今は無理」



そして更に小さく踞った。

まるで何かに怯えるように、必死に小さくなって自分を守ってる。



ヌナからヒョン達を取るとこうなるんだね。

なのに……なんでヒョン達は側にいないんだよ。

いくらメンバーだからって全員が離れることないじゃないか。


僕なら絶対に離れない。

そんなバカなことしない。

ヌナの手は離さない。


ヌナの腕を引いて、無理矢理こちらに身体を向かせ抱き締めた。



「っ離して!!」

TM「嫌だ。僕は何があってもヌナの側にいるんだ」



抵抗するヌナを更に強く抱き締める。



いくら強いといっても女の人。

こうやってしまえば男の僕に敵うわけもなく、次第に力も弱まってきた。

そして僕のシャツを握りしめ、小さく震えながら泣き始めた。



「今は駄目………ヌナになれない………」

TM「僕はヌナを受けとめられるようになるって言ったでしょ?それくらい僕だって強くなったんだよ」

「……………」

TM「Aヌナ……僕を頼ってよ」



抱き締めていた手を緩め、ヌナと向かい合う。

ヌナの目からぽろぽろと涙が零れている。

まるで心の壁がこぼれ落ちていくかのように、涙は止まらない。



そっと頬に手をあて、親指で涙を拭いてあげる。

その瞬間目を閉じたヌナ。



固く閉じられた瞼。

涙はもう流れていない。



手を離そうとした瞬間、ヌナの目がゆっくりと開いた。




やっと、やっとここまできた。




目を開けたヌナは、今までのヌナじゃなかった。

ちゃんと僕を見てくれてる。




イテミンとして

そして何よりも

一人の男として。

約束→←3人〜CM〜



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sava(プロフ) - サクラさん» 更新が遅くなり申し訳ありません;;;本日戻って参りましたので気長に楽しんで下さい(^^)というか私に文作力なんてございませんよ(°Д°)!!拙すぎて何度消してやろうかと思ったことか…… (2015年3月11日 18時) (レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - この先すごく気になります!!更新頑張ってください!!作者さんみたいに文作力も私にあれば……羨ましい… (2015年3月2日 16時) (レス) id: ea2b4a8ea6 (このIDを非表示/違反報告)
sava(プロフ) - う〜こさん» そんなそんな(;´д`)更新遅くてすみません;;;なんだかまだまだ終わらなそうな気配ですがお付き合い下さい(--;) (2015年1月20日 18時) (レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)
う〜こ(プロフ) - 更新ありがとうございます~ (2015年1月4日 17時) (レス) id: 9c5246a722 (このIDを非表示/違反報告)
sava(プロフ) - う〜こさん» お待たせ致しました…戻って参りました!更新していないのにも関わらずコメントありがとうございます(T-T)更新頻度は遅くなるとは思いますが終わりに向けて頑張りますので宜しくお願いします♪ (2015年1月4日 14時) (レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sava | 作成日時:2014年9月30日 22時

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