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最後5〜SM〜 ページ30

僕を諭すように見つめるA。

ついに僕の恋も終わりを迎えなきゃいけないみたい。



僕だって気付いてたよ。

何度も諦めて、でもやっぱり諦められなくて。

そんなこと繰り返していくうちにどうしたいのかわからなくなった。



Aに執着することで自分を保ってた。

少しでもバランスが崩れると抵抗して傷付けて。



それでも絶対に僕から離れない自信があった。



だからあのとき追いかけなかった。

行かなくても帰ってくる。

僕の心が離れそうになる絶妙なタイミングでいつも何かしてくるから。



でもAはもう前のAじゃなかった。

ちゃんと前に進んでいたんだ。



本当に僕はバカだ。

ここまで追い詰められないと何もわからないんだ。



でも信じて

僕がAを想ったことは本当なんだ。

こんなに胸が苦しくなったことなんか今まで無かった。

心が奪われるってこういうことなんだって初めてわかった。



僕にとって最初で最後の恋だったのかもしれない。



SM「もう今まで通りには接せられない」

「うん、わかってる」

SM「我儘だけど、出来れば距離をおきたい」

「大丈夫。マンションには戻らないから」

SM「あと………」

「あと?」

SM「このことは誰にも秘密ね?」

「え?………んっ!!?」



これが最後だから。

最後に足掻いてもいいでしょ?



Aの後頭部に手を回し、思い切り引き寄せ唇を奪った。

僕の今までの想いが伝わるように、貪るように口付けた。



始めは驚いて僕の胸を叩いて抵抗していたA。

だけど気付けば背中に腕を回し応えていた。



「んっ………みんっ…………っ」

SM「何も……っ………今は何も言わないで……」



喋る隙を与えないように、更に深くなるキス。


Aの顔に添えた手に雫が垂れる。



泣かないで。

最後に僕の気持ちを受け入れてくれてありがとう。

これで充分だよ。






控え室を出て向かったのはスタジオ。



HC「おい、大丈夫か?」

SM「今は何も言わないで。必死なんだ」

HC「………今日はとことん付き合ってやるからな」



僕にはメンバーがいる。

必ず乗り越えるよ。



だからAも早く乗り越えて。

今の君は1人じゃない。

きっと、皆が支えてくれる。



また一緒にあのワインを飲める日が来ることを願うよ。

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sava(プロフ) - サクラさん» 更新が遅くなり申し訳ありません;;;本日戻って参りましたので気長に楽しんで下さい(^^)というか私に文作力なんてございませんよ(°Д°)!!拙すぎて何度消してやろうかと思ったことか…… (2015年3月11日 18時) (レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - この先すごく気になります!!更新頑張ってください!!作者さんみたいに文作力も私にあれば……羨ましい… (2015年3月2日 16時) (レス) id: ea2b4a8ea6 (このIDを非表示/違反報告)
sava(プロフ) - う〜こさん» そんなそんな(;´д`)更新遅くてすみません;;;なんだかまだまだ終わらなそうな気配ですがお付き合い下さい(--;) (2015年1月20日 18時) (レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)
う〜こ(プロフ) - 更新ありがとうございます~ (2015年1月4日 17時) (レス) id: 9c5246a722 (このIDを非表示/違反報告)
sava(プロフ) - う〜こさん» お待たせ致しました…戻って参りました!更新していないのにも関わらずコメントありがとうございます(T-T)更新頻度は遅くなるとは思いますが終わりに向けて頑張りますので宜しくお願いします♪ (2015年1月4日 14時) (レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sava | 作成日時:2014年9月30日 22時

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