second house 7

休憩所 ページ24

SM「コーヒーでいい？」

「あ、うん」



コーヒーを渡され、隣に座るみん君。



SM「意外そうだね」

「そりゃまぁ………」



てっきり誰もいない部屋に連れてかれると思ったのに、今座っているのは休憩所的なとこ。

他のスタジオでも撮影してるみたいで、沢山のスタッフ達が行き交ってる。



SM「本当は二人きりがいいけど、そうなったら自分を抑えられそうにないから今日はここ」

「是非ここでお話しましょう;;;」



ちらっとみん君を見ると、こっちをにこにこしながら見てる。

これは私から話すの待ってる顔だ

俺に話すことあんだろ的な;;



「お勧めのデートスポットってある？」

SM「喧嘩うってんの？」

「じょ、冗談に決まってんじゃん;;」



目がマジだ……

これは駄目な冗談だった;;



「私がドンへとデートするのは嫌？」

SM「自分の好きな人が他の奴とデートするのを喜ぶ人なんている？」

「いないね。それが本当に好きな人なら」

SM「だから辛いよ、嫉妬でおかしくなりそうなくらい」



頭を下げて俯いてしまったみん君の頭をそっと撫でる。



こんなやり方しか出来なくてごめんね。

でも自分で気付いてもらわないと、私もみん君も前に進めないの。



そのまま立ち上がり、何も言わずにその場を離れた。





「ごめんね」

KH「僕に謝られても困ります」



廊下を曲がるとキュヒョナがいた。

たぶんさっきの全部聞いてたはず。



「私って本当に最低だよね。みん君も早く見放せば良かったのに」

KH「見放されたら泣くくせに」

「…………」

KH「ヌナ、全てを手にいれるなんて無理なんですよ」

「わかってる。だから今日で全部終わらせるから」

KH「全部って………何するつもりですか？」

「あなたの大事な人を返してあげるってことよ」

KH「は？ちょっとヌナっ！！」




キュヒョナ、ちゃんと側にいてあげてね。

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