鶴〜RW〜 ページ35
僕は今ヌナのお家に居候中。
僕を勝手に交渉材料にしたヒョンにはきつくお灸を据えてやりました。
当分は僕の言うことには何でもきく下僕が出来たからよしとしよう。
ヒョン達は出入り禁止なので、この家にはヌナと僕しかいない。
でもヌナは仕事部屋にこもりっぱなしで殆ど出てこない。
たまに出てきたかと思うと、リビングのソファーに倒れて唸ってる。
僕が怒るまでずっと。
暫くするとまたヨロヨロと仕事部屋へ戻っていく。
そしてドアの隙間から顔を少し出して、消えそうな声でいつもこう言う。
「決して覗かないで下さい……」
僕それ知ってるよ。
助けた鶴が恩返しに来る日本の童話でしょ？
そんな小ネタ挟んだって笑ってあげないんだから。
今日ヌナはEXOのダンスを見るらしく、遅くなると連絡があった。
つまりこの家には僕一人。
僕が何しても誰も見てない。
はい、お部屋にお邪魔します。←
入ってみると別に何もない。
作業中のせいかテーブルが少し散乱してはいるけど、特に目立つほど前と変わらない。
ヌナは何をそこまで隠したかったんだろう。
何かないかと部屋を物色してると、ふと目についた箱。
こんな箱前は無かったような……
気になったので開けてみると、中には沢山のディスクが入っていた。
そして一枚一枚に文字が書かれていた。
SUPERJUNIOR、
東方神起、少女時代、SHINee、、、
しかもグループ名だけじゃなく、個人の名前もあればKRYなどのユニットもある。
なんのデータなんだろ
「ここ立ち入り禁止じゃなかった？」
慌てて振り返ると、ドアに寄りかかってるヌナがいた。
こんな早く帰って来るなんて思わなかった。
「駄目よ勝手に見ちゃ」
僕の手から箱を取り、また棚へ戻した。
RW「それ何のデータ？」
「そのうち……いや近いうちにわかるよ。
それよりお腹すいた！！夜食作って！！」
僕の背中を押して部屋から追い出され、リビングに連れてこられた。
RW「何が食べたいの？」
「ボルシチ」
RW「わかったラーメンね」
「いやボルシ「ラーメン」………はい」
見るからにしゅんとしてソファーに座ったかと思ったら……
「リョウク〜！胃袋さんが餃子も欲しいって言ってるんだけどどうする？」
RW「どうもしないよ」
「そ、そうですよね〜;;;」
ねぇヌナ、
僕はこのくだらないやり取り嫌いじゃないんだ。
さっき見たものは忘れるから。
だからあのお話みたいにはならないでね？
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sava(プロフ) - 凛mamaさん» はじめまして♪一気読みありがとうございます！！お疲れ様でした！！笑 地味に更新しておりますので最後までお付き合いしてくれると嬉しいです( ´∀｀) (2014年6月2日 23時) (
レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)
凛mama(プロフ) - 初めまして！最初から一気に読んでしまいました！もう、楽しすぎます！！これからどうなっていくのかドキドキワクワクしながら待っています(^_^) (2014年6月2日 13時) (レス) id: 6be6ac1ecb (このIDを非表示/違反報告)
sava(プロフ) - ジャヨンさん» はじめまして(^^)コメントありがとうございます！楽しみにして頂けるなんて嬉しい限りです(*´∀`)♪ (2014年5月22日 18時) (レス) id: 952f78d2d1 (このIDを非表示/違反報告)
ジャヨン - すごく面白いです！更新楽しみにしてます頑張ってください！ (2014年5月22日 1時) (レス) id: bcc6740997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sava | 作成日時：2014年3月18日 18時
