曖昧な… ページ8
練習生を選ぶオーディションなんてお門違いな仕事…。
事務所で書類選考を通った若い学生達の資料を渡され 一通りの説明を聞くとステージ下の椅子に座る。
客席には、我が子をスターにと夢見る保護者が自分の子供の出番を見守っている。
私に課せられた審査基準は一つ…。
“将来、スターとして化けそうな容姿とセンスを見抜く事”
そんな漠然とした課題を突き付けられても…正直わからない。
今までのレッスンで鍛えた歌とダンスを披露し 質疑応答をしていく彼、彼女達。
私は、自分の感性で容赦ない判定を書き込んでいった。
審査員『Aさんは辛口ね…(笑)ピンと来る子はいない？』
A『そうですね…。みんな親に押し付けられた服装で 本来の自分が見えませんから…』
審査員『しょうがないのよ…。見て！あの保護者達のギラギラした目を…』
休憩時間に交わされた会話で余計に気持ちが滅入る。
全員のパフォーマンスが終わる頃には もう日が沈みかけていた。
A『お疲れ様でした』
審査の結果を書き込んだ資料を渡し、帰り支度をしてスケジュールの確認に別室のドアに手をかけた。
ﾕﾉ『Aさん！終わったの？』
A『ユノさん！お疲れ様です。これからレッスン…？』
ﾕﾉ『今日は休み。ここに来ればAさんに会えるかと思って…。どお？これから食事でも…？』
A『…これからですか…？』
ﾕﾉ『何か予定ある？』
返事を渋っている私と満面の笑みで見つめる彼。
A『…予定は無いですけど……』
ﾕﾉ『じゃあ行こうよ！』
強引に彼に引きずられる様に駐車場に向かう。
そのまま私は ユノさんと食事に行く事になってしまった…。
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雪(プロフ) - 穏やかな幸せが綴られているのに、何が起こるの？慧さんの展開にはいつもドキドキだよ（笑） (2011年7月7日 9時) (携帯から) (
レス) id: 4c8bbcc685 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - ジェミニさん＞大丈夫ですよ〜。溶けてないですよ〜（笑）ﾋﾁｮﾙには、やっぱりアンテナがあるみたい（笑） (2011年7月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 264681f996 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - づうさん＞彼女の行動に悪気はないんですけど…。人を引き付ける何かがあるんですよね…。そこが、キュヒョンの心配の種なんです（笑） (2011年7月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 264681f996 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 雪ちゃん＞悲しい恋…。ユノの気持ちに気付いてない主人公(´;ω;｀)罪つくりな女ですな。 (2011年7月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 264681f996 (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾞｪﾐﾆ★ - 慧さん､ごめんね｡ｱﾝﾆｮﾝだけ送信しちゃいました(^-^; この暑さで溶けてませんか？ 更新ありがとうです。いつもいいタイミングで登場してくれるヒニムに安心★キュヒョンはどうしてるかな？ (2011年7月4日 12時) (レス) id: 7049aafe7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慧 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kei3339/
作成日時：2011年6月23日 21時
