跳ね上がる〜キュヒョンSide〜 ページ7
フワッと甘い香りが鼻を擽る。
夕べは…Aを待ちくたびれてそのまま寝てしまったんだ…。
その彼女を抱きまくらの様に抱きしめた格好で目が覚めた。
規則正しい寝息が聞こえる。
キャミソールから露になった傷痕が残る肩をシーツで覆う。
静かに雨音が聞こえる…。
このまま一日過ごすのもいいかもしれない…。
Aの髪を指に絡ませ 飽きる事なくその寝顔を見ていた。
不意に目を開けた彼女に、今日一番最初の“おはよう”と軽いキスを送る。
A『おはよう…。何時？』
ｷｭﾋｮﾝ『7時過ぎたところ』
起き上がり背伸びをするA…。
クスクスと笑いながら俺に目を向けた。
A『キュヒョン、シャワー浴びたら？(笑)髪…、すごい寝癖(笑)いい男が台なしよ(笑)』
ｷｭﾋｮﾝ『あぁ…』
生返事をしながらウォークインクローゼットに向かうその背中を視線だけが追いかける。
重い腰を上げシャワーを浴び キッチンに行くと一人分の朝食が準備してあった。
A『キュヒョン、私仕事行くから。食べたらシンクに置いててね』
ｷｭﾋｮﾝ『仕事？俺はいいよ。Aが食べてけよ』
ベッドルームを覗くと、白いシャツにタイトなスカートを履いて髪を纏め上げている彼女の姿が…。
ｷｭﾋｮﾝ『スーツ…？なんで…？』
A『練習生のオーディションみたい…。上から参加しろって…』
いつもより大人っぽい彼女の雰囲気…。髪を上げた白いうなじに 俺の心臓が“ドキン”と跳ね上がる。
支度が終わると 玄関の靴箱から出したヒールを履き 壁にもたれて腕組みをしている俺に向き直った。
A『ごめんね…。夕べも遅くて…。今日もゆっくり出来なくて…』
ｷｭﾋｮﾝ『仕事じゃしょうがないよ…。俺も午後から仕事あるし…』
惜し気もなく晒された彼女の脚…。
また新しい彼女の姿…。
止まらない鼓動を気付かれないように 彼女を引き寄せその頬にキスをする。
ｷｭﾋｮﾝ『いってらっしゃい』
A『行ってきます』
照れた様に笑いながらドアを閉めるA…。
いつもとは違った…。朝の風景。
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雪(プロフ) - 穏やかな幸せが綴られているのに、何が起こるの？慧さんの展開にはいつもドキドキだよ（笑） (2011年7月7日 9時) (携帯から) (
レス) id: 4c8bbcc685 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - ジェミニさん＞大丈夫ですよ〜。溶けてないですよ〜（笑）ﾋﾁｮﾙには、やっぱりアンテナがあるみたい（笑） (2011年7月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 264681f996 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - づうさん＞彼女の行動に悪気はないんですけど…。人を引き付ける何かがあるんですよね…。そこが、キュヒョンの心配の種なんです（笑） (2011年7月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 264681f996 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 雪ちゃん＞悲しい恋…。ユノの気持ちに気付いてない主人公(´;ω;｀)罪つくりな女ですな。 (2011年7月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 264681f996 (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾞｪﾐﾆ★ - 慧さん､ごめんね｡ｱﾝﾆｮﾝだけ送信しちゃいました(^-^; この暑さで溶けてませんか？ 更新ありがとうです。いつもいいタイミングで登場してくれるヒニムに安心★キュヒョンはどうしてるかな？ (2011年7月4日 12時) (レス) id: 7049aafe7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慧 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kei3339/
作成日時：2011年6月23日 21時
