episode89 ページ40
グレイ「……そうか。……そして、お前はその上でまだ己の死を望むのか？」
レイ「＿＿ええ」
グレイ「……なぜだ。お前はここまで、考えを変化させた。それでも、その望みは変わらないのか？」
レイ「……別に、私自身は変わったわけじゃないもの。自分を受け止めただけ。ただ、それだけ
そして、私はそんな自分を『許して欲しい』なんてもう望まないし……許してくれる人も、もういない
だから、やっぱり私は死にたいの……生きていられない……」
グレイ「……そう、自分で決めたというのだな……？」
レイ「ええ、それと……やっぱり、後は内緒……」
グレイ「まったく……神などただ置いてけぼりではないか」
俺はその言葉に吹き出してしまった。それをレイと神父が見る。
ルシ「あ、失礼。話を続けてくれ」
グレイ「……最後に、もう一つ聞くぞ。……レイチェル･ガードナー、お前は何者だ？」
レイ「それ、何度も聞かないで。私は、私。それ以上でも以下でもないわ」
グレイ「あぁ、そうか……お前の話は、まるでザックと自分が対等の者同士のような話しぶりだったな
……だがそれも、間違いではないのかもしれぬ
天使にもなれない、魔女でもなかった娘……お前は、レイチェル･ガードナーに間違いないのだな」
レイ「……ええ。……これで終わり？……もういいのなら、戻りのエレベーターを起動するスイッチを押させて」
グレイ「あぁ、もうかまわぬぞ」
レイ「……邪魔しない？」
ルシ「ふふっ、レイにあまり信頼されてないんですね」
グレイ「……お前はお前で酷なことを言う」
俺は笑った後、神父様にこう言った。
ルシ「神父様、やはり一緒に地上へ行く気はありませんか？俺達には時にあなたのような大人が必要だ」
グレイ「……考えておこう」
ルシ「……わかりました。では、また」
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そんな事よりポメラニアンって煮詰める派?焼く派?ちゃん(プロフ) - どうしてくれるんですか？！涙腺崩壊して今枕びちょびちょなんですけど。このような大作を書いてくれてなにより完結させてくれる人って結構少ないので本当に感謝しかありません！とんでもないくらい今更ですがお疲れ様でした！今後とも応援しております！ (9月25日 22時) (
レス) @page50 id: 3731ee6677 (このIDを非表示/違反報告)
ラムミのサブ垢（ア●ロ大好き人間）(プロフ) - すげえほど感動しました！今更ですがお疲れさまでした！新作でまだ完結していない作品がございましたら、応援してます！勿論無くても応援してますからね！！！！！ (2022年8月8日 23時) (レス) @page50 id: ef65bdb508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅鵺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年4月26日 0時
