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ザックはここから出たい一心で率先して床を擦り始めた。
ザック「(しっかし、面倒くせぇなっ。掃除なんてしたことねぇのによ………)」
ザックは大きなため息をつきながらもゴシゴシとハンカチで床を拭いていく。
『(やっぱりなんか書いてある…)』
読みやすくするためにザックが拭いたところを歯ブラシで擦っていく
汚れが落ちてくると、先程の文の続きが書かれていた
『罪を犯したのは、体のどの部分か。それを自覚するならば、そこを切り捨てよ。天秤にその部分と、罪を並べ、重さを揃えるがいい。…ただ、もしそれが魂と言うならば、決して望みは報われぬ』
天秤に、罪を犯した部分と重さを揃える？
さっきのちぎれた足のこと？棚の上にある天秤に乗せる…。
『あのね、ザック。さっきのちぎれた足、天秤に乗せてくれない？』
ザック「あぁ？！なんで俺がこんな気色悪いもん、持たなきゃなんねぇんだよ！」
『あ、じゃあいいよ。』
見捨てられるように言われたザックは目を丸くした。
『(ザックが嫌がってるなら、死体なんて大嫌いだけど…頑張る…)』
ザック「(やっぱり毒ガスに変なの混じってんな)」
足を持ち上げようとするが頭が痛いのと力が入らない。
ザック「あぁ、どけ！ここに乗せればいいんだな？」
ドロシーから足を奪い、ドンッと天秤の上に置いた。
あのままだと足を運ぶのに何時間かかるか分からない。
それにこいつに役立たずだと思われるのも癪だった。
『重さを揃える…。』
ドロシーはもう片方のお皿に、隣に置かれていた錘を乗せる。
天秤が釣り合った時、ロフトの上の方でカチャリと何かが開いたような音がした。
ザック「なんか開いたんじゃねぇか？」
『多分…』
ザック「なんかあるか見てこいよ」
『どうやって…？』
ザック「……そうだな……。ちょっとそこまでついてこい。」
ザックは何か閃いたようにドロシーの手を引いてロフトの下まで連れていった。
するとなんの予告もなく、ドロシーの腰あたりを骨ばった大きな手で掴んだ
『ザック？！』
ザック「じゃあ、行くぞ」
その瞬間、ザックはドロシーの体を軽々と持ち上げ、ロフトの上まで投げた。
『怪我してるとこぉ…』
ザック「おい、ぼーっとしてねぇでなんか探せ！役に立つんだろ！」
『ザック大好き、愛してる。』
ロフトは埃まみれで、天井も低いし、ほふく前進して前にいくしかない。
『ザック、私頑張る』
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Runa - ザックがさらに可愛く見える作品で最高です！！！続き待っています！ (2022年10月8日 21時) (
レス) @page45 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
サクシャ - 絵上手！うごメモですか？ (2020年11月11日 22時) (レス) id: e642cc44be (このIDを非表示/違反報告)
サクシャ - あ〜もうエディが可愛い。最近寒いので体調崩さないように気をつけてください！エディも冬様も！(エディレス希望！) (2020年11月11日 22時) (レス) id: e642cc44be (このIDを非表示/違反報告)
yun - ツンデレは神!!!!!!!!!!!!!!!!! (2020年8月10日 9時) (レス) id: 8a754b2ce8 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - ザックめっちゃ可愛い！！！！！！！！！！続き楽しみすぎる♪ (2019年8月27日 13時) (レス) id: 52964e3ed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬乃 | 作成日時：2018年7月21日 23時
