【殺戮の天使】レイチェルにそっくりの妹はザックの事が好きで好きでたまらないらしいんですけどどうしましょう。

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ザック「おい、とったぞ！！」



ｳｨｰﾝ



『開いたね』







ザック「へったくそな絵だな」



レイ「………(ｺｸﾝ」



『あ、この女の子可愛い！！』



ザック「お前、趣味わりぃな」



“あらやだ！一生懸命描いたのよ？”



“この絵はあなたたちに用意した素敵な刑罰なの”



“ここで選択肢をあげる”



“断罪にも色々あるわ。この先にはとってもつらーい刑罰が待っているの”



“そ・れ・よ・り、ずっと牢獄に入るのはどうかしら？”



ザック「ンなもン誰が好き好んで入るかよ」



“そう…。残念ね、一生飼い殺してあげようと思ったのに”



レイ「すぐに死ぬ訳じゃないの？」



ザック「あいつの言うことに反応すんなっ！行くぞ」



『………』



ザックが扉を蹴ると開いた



『うわ…趣味悪っ』



ザック「ここも意味わかんねぇ部屋だな。人形だらけじゃねぇか」



するとザックは部屋の奥にある檻を見つめていた







レイ「鍵がかかってる」



ザック「………」



レイ「壊さないの？」



ザック「これ、鉄だろ？壊せねぇよ」



レイ「………え」



ザック「え、じゃねぇよ！壊せねぇっつったのはてめぇのだろ？！」



『ザック………私、ザックがいい子に育ってくれて嬉しいよ…(泣)』



ザック「あぁ？！お前ら俺の役に立つっつったよな？ここから出る方法を考えろ。」



レイ「ザックも探してね」



ザック「へぇへぇ」



『この棚、端から順番に見ていこ』



なにもない、布、なにもない、なにもない



レイ「仕掛けがわからない」



ザック「あぁ？ならここのもん全部ぶっ壊せばいいじゃねぇか」



レイ「根拠がない」



ザック「壊しちゃいけねぇ根拠すらねぇだろうが！



あー、こういうのが一番かったりぃんだよ」



『イスならいっぱいあるよ？』



ザック「人形の上に座れってか？！俺にそんな趣味はねぇ！！………あ？



そこにいいのがあるじゃねぇか」



『ザック、それには座らない方が…』



ザック「ゴチャゴチャうっせえなぁ！」



レイ「でもそのイス…」



ザック「このイスがなんだよ！！」



レイ「多分…」



『処刑用の電気イス…』



それを言った時、カーテンが閉まる



ザック「あぁ？！なんだ？！」



『ザック！！』



その時、軽快な音楽と共にテレビが降りてくる



キャシー「はぁい！画面越しにて失礼いたしますわぁ！私がこのフロアの断罪人、キャシーよ！その目に焼き付けてちょうだいね！」

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