とりあえず、レイチェル（男）になったので、推し（ザック）にアタックしてみようと思う！【殺戮の天使】 (ページ6)

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ファンです！ページ6

オタクモード全開の俺が詰め寄ると、ザックは少し後ろへと下がった。

レイ「ずっとファンだったんです！！あぁ、こんな間近で推しが見られるなんて！！」

ザック「ちょっ、近寄ってくんじゃねぇ！！」

レイ「あっ、失礼。さすがに興奮しすぎました」

俺はザックから少し離れる。

本当はもっと間近で拝みたいところだが、これ以上迷惑をかけるのはダメだと思った。

レイ「その、好きな相手が目の前にいたので……つい、あの、一人で盛り上がっちゃって…」

俺がそう言うと、ザックは目をぱちくりとさせていた。

ザック「じゃあ、ファンだって言うんだったら逃げる時間を3秒から5秒にしてやる」

レイ「え？なんで逃げる……あっ、そうしねぇといけねぇんだっけ……

まぁ、とりあえずわかりました。なので、一旦逃げさせていただきます」

俺はザックにお辞儀をした後、走って中に入れるところへ行き、身を潜めた。

小さな箱だと、俺は入れないため、ドアの後ろに隠れるしかなかったのだが……どうやら気づかずに隣の部屋へと行ってしまった。

そこからまた原作通りの行動を取り、エレベーターのスイッチを押して部屋の外へと出た。

原作通り、ザックが上から降りてきて、カギを閉めた。

レイ「やっだ、予想以上にスタイリッシュな降り方で惚れる……！」←