女だけど太宰として生きてやるっ！【文豪ストレイドッグス】

傷の理由とひとつの決意 ページ4

織田「また傷が増えたな」




私の躰に巻かれた包帯を指差して云う


此の６年で結構な怪我をした


もちろん例外も含んでね




『増えたねえ』




その度苦痛に悩まされていたなぁ、なんて思いながら躰を眺めて嗤った




織田「その脚の怪我の理由は？」


『芥川君を吃驚させようとして排水溝に落ちた』


織田「ではその腕の怪我は？」


『川を流れていた時に岩にぶつけた』


織田「ではその額の包帯は」


『〈豆腐の角で頭をぶつけて死ぬ〉という自 殺法を試した』




此の自 殺法は一度やってみたかったからね！


意外に痛いよ堅豆腐




織田「その豆腐はうまいのか」


『悔しいことに…薄く切って醤油で食べると、ものすごくおいしい』


織田「うまいのか……今度食べさせてくれ」




……その今度は無いかもしれないんだよ


此のバーでの出来事がきたからには、後数日…おそらく９日後に織田作は死んでしまう


…私はそれを止めようと思う


仲間の死は、特に友人の死は辛い


今迄の任務の中で幾人もの人の命を奪い、奪われていった


奪うのも辛く、奪われるのも辛かった


彼を…織田作だけは助ける


必ず

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