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「…て」





誰かしら…?
というか私は…
ぼーっとしている頭の中で考える。

「昼寝にしては長いよ」

今回ははっきり声が聞こえた。
一体誰の声かしら?

「ん…」
「おはよう」
「…は?」

声の主は思わぬ人物だった。
私に銃を向けた少女。

「レ…レイチェル・ガードナー?!」
「何、急に改まってフルネームで」
「だって…え?」

私、あの子をフルネームでくらいしか呼んだことないはずなんだけど…

「というかなんで貴方が私のフロアに…?」
「別に」
「?」

何なんだ、彼女は
というか本当に私なんで生きてるの?
死んだはずじゃ…

「私…貴方を殺そうとしてたのよ?」
「何それ」

彼女は私の隣に寄ってくる。
こんなことされるの初めてだ。

「同じビルの中の天使なわけだし、殺人鬼ごっこなら手伝うけれど」
「…っ」

何だか胸が締め付けられた。

苦しい

どうしてだろうか?
心理的に辛いのだ。

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作者名:初田天 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月24日 20時

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