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第3話：恋する乙女の顔 ページ4
蒼馬「おーごめん！」
A「いや、私も前見てなくて…ごめん。」
180cm近くある彼───渋谷 蒼馬を見上げる。
蒼馬は急いでいるのか、パタパタと駆けて行った。
無駄のない動きで走る姿を無意識に目で追う。
来海「あはは、恋する乙女の顔してるよー。」
A「っ！？」
思わず顔を手で覆う。
来海はあどけない笑顔でくすくすと笑っている。
照れを隠すように早歩きで歩き出すと、来海も負けじと付いてきて、そして茶化す。
来海「まぁ、私はAはそのままでいいと思うよ！」
フォローしてるつもりか否か、そんな言葉も聞こえてくる。
A「…いい匂い。」
微かに鼻腔に残る彼の匂いが、さらに私の顔を熱くさせた。
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作者名：みりん(｢・ω・)｢ | 作成日時：2018年2月17日 22時
