<ヴァンガード>～最強ファイターとPSYクオリア～ (ページ33)

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２５ターン目ページ33

～A目線～
「雀)イメージしたまえ」
するとレンの目が妖しく光るｰｰｰｰｰｰｰ
そう、あのときと同じように。
すると私の頭に激痛が走る。
『っくぅ…………！！！！』
とてつもない…今まで以上の痛み。
……いや、これは…痛み……ではなく……アイチの心の、拒絶？どうゆうこ…………と………？
『はぁっ………くっ、…う…(アイチが、拒絶してる…私に、助けを求めてるアイチがいる……でも、今のアイチは…感情に飲み込まれて、る……)』
私はガクンと膝をついてしまう。
『とめ……ない、と……っう！！』
すると私とレン、アイチは惑星クレイに佇んでいた。
レンが、アイチに近づく………
………アイチの、手がデッキへと伸びて行く。
『……………だ、め…！！』
＜A、止めないで＞
すると頭にフィレアムの声が響く。
『………っ、…なんっ、で……アイチは、私に助けを求めてる……僕はこんなことしたくない。って…』
＜でも、今の先導アイチは完全に闇に飲まれてます＞
『……………アイチの、声が…消え、た……？』
もう、アイチはデッキに触れてしまっていた。アイチを黒いオーラが包む。
＜これが、彼の歩む運命(さだめ)。そしてA………貴女の運命(さだめ)も…ｰｰｰｰｰｰｰｰ＞
フィレアムの声が消えて行く。
『………フィレ、アｰｰｰｰｰｰｰｰッッッ！！！！』
あ、頭にっ……レンの声がぁっ……！！響く……！！
(A……さぁ、君も一緒に行きましょう。…僕と、二人で………)
ズキリ、と頭に激痛。今度は…憎しみ、悲しみ…怒り、愛しさ…その感情が、混ざりあい、強い思いとなって、押し寄せるｰｰｰｰｰｰｰｰっ！！
『あっ、……っ、う…うぁっ…！！』
無我夢中で手を伸ばす。もう自分の感情は無い。ただ、レンを想う気持ちだけ、強く残っていた………
そして、手を伸ばしたら、…優しく微笑む、レンの顔。その頬に触れ、顔を引き寄せる。レンも私の頬に手を伸ばし、顔を引き寄せた………
「雀)無力な者に絶望を」
『そして…力あるものに、』
「雀・A)全ての栄光をｰｰｰｰｰｰｰｰ」
そして…お互いの顔が近づき…お互いの頬が触れ、服が擦れ合い、レンの髪の毛と、私の髪の毛が触れあって……唇も………またｰｰｰｰｰｰｰｰ

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ重なった。
A目線END
そう、これが……Aの運命(さだめ)の………一歩だったｰｰｰｰｰｰｰｰ